シロバナタンポポ Taraxacum albidum Dahlst
キク科



▼所蔵品解説

【用部】:根を含む全草 漢名「蒲公英(ホコウエイ)」
【用途】:解熱、消炎、健胃、利尿
【成分】:トリテルペン、ステロール類

 関西、四国、九州や、特に中国地方に広く分布し、関東から東ではあまり見かけない植物。セイヨウタンポポが入ってくるまでは、タンポポの代名詞はこのシロバナタンポポだった。

 地下茎で「きんぴら」を作ったり、刻んだ根を煎って、タンポポコーヒーにすることが多い。天ぷらとして食べることも可能。また、従来より民間では乳癌(ガン)に効くといわれていたが、最近の研究でも抗癌作用のあることが分かってきている。