生命三十六億年(15) 白亜紀の動物たち

○さて今回は・・・

 白亜紀に棲息した数々の動物たちを見ていきましょう。
 恐竜や翼竜は白亜紀で更なる繁栄を遂げ、巨大化していきますが、大絶滅。この時代を最後に、超大型の動物が陸上を闊歩する時代は終わりを迎えます。

○恐竜〜獣脚類〜


アルバートサウルス (白亜紀後期/ロンドン自然史博物館にて)
ティラノサウルスの仲間である大型肉食恐竜で、ティラノサウルスよりは小型の種類。
 足が長く、速く走れたのではないかと考えられています。



ゴルゴサウルス (白亜紀後期/ロンドン自然史博物館にて)
恐ろしいトカゲという意味の獣脚類。
ティラノサウルスと比べると頭骨が左右に薄い、後頭部にある丸い突起などが異なります。



スピノサウルス (白亜紀後期/幕張メッセ「恐竜2009砂漠の奇跡」にて)
エジプトから発掘された恐竜。



ギガントラプトル (白亜紀後期/幕張メッセ「恐竜2009砂漠の奇跡」にて)
 全長8mという巨大なオヴィラプトル類。後ろ足には巨大な筋肉が付着していた痕があり、早く走れたものと考えられます。また、非常に鳥類と似た特徴を、ほかのオヴィラプトル類と同じように持っていました。


マプサウルス (白亜紀紀後期/国立科学博物館にて)
 大型の肉食恐竜の1つで、アロサウルスの仲間。
 最大の個体は、全長13mにまで達し、最大級の肉食恐竜です。特記すべきは、この恐竜は集団で発掘されたこと。おそらく群れで生活し、集団で狩りをしていたと考えられます。さらに、大型の固体と小型の個体がセットで発見されており、幼体と成体が一緒に生活していたと思われます。

○恐竜〜竜脚類〜


ニジェールサウルス (白亜紀前期/国立科学博物館にて)

 大型恐竜で知られる竜脚類の一種ですが、様々な特徴を持っています。
 まず、竜脚類にしては全長10.5mと小型で、首が短い。そして、竜脚類の歯は普通は単純なスプーン状の歯なのですが、このニジェールサウルスは、歯が横一列に並んで、しかも予備の歯が葉の裏側に並んでいるという、面白い構造をしています。このような歯は、普通は鳥脚類であるイグアノドンなどに見られるもので、竜脚類の場合は他に例がありません。


プウィアンゴサウルス (白亜紀前期/幕張メッセ「恐竜大陸」*2008年にて)

 15m〜20mの中型の竜脚類。ティタノサウルス類の仲間です。種小名はシリンドホルネと言い、発掘現場に来られたタイ王室の王女に由来しています。なお、この仲間より発展した恐竜に、ネメグトサウルスがいると考えられています。ネメグトサウルスは、白亜紀前期の末期まで生きた恐竜として知られています。

○恐竜〜鳥脚類〜


イグアノドン (白亜紀前期/ロンドン自然史博物館にて)
草食性の恐竜で、体の重心が後足の上にあるため、普段は四足歩行ですが、二足で立つこともできました。
また、親指に特徴的な爪を持っており、まるで角のような形をしています。これは武器として使われたことでしょう。


ニッポノサウルス (白亜紀前期/幕張メッセにて)
日本人が初めて名前をつけた恐竜。ハドロサウルス類の一種で、草食恐竜です。
 体長4m程度で、歯の後ろに予備の歯が並んでいる、デンタルバッテリー構造であるのが特徴。
この歯で植物をすりつぶして食べていたと考えられています。


フクイサウルス (白亜紀前期/幕張メッセ「恐竜大陸」*2008年にて)

 日本(福井県勝山市の手取層群)で出土した草食恐竜で、イグアノドンに近い仲間です。イグアノドン類は顎を閉じたときに、上顎が外側に開くのですが(これを、プレウオカイネシスといいます)、フクイサウルスはその構造がありません。単純な顎の形です。

○恐竜〜装盾亜目曲竜下目〜


ピナコサウルス (ジュラ紀後期/幕張メッセ「恐竜2009砂漠の奇跡」にて)
 モンゴルと中国で集団で発見される鎧竜。社会性を示しているものと考えられますが、成長途中のものばかりで、成体が見つかっていないので、今後の研究が待たれているところです。

○恐竜〜周飾頭亜目角竜下目〜


プロトケラトプス (白亜紀後期/幕張メッセ「恐竜2009砂漠の奇跡」にて)
 その名のとおり、原始的な角竜類ですが、最初の角竜というわけではないようです。1920年代にアメリカの探検隊がモンゴルで発見しました。ゴビ砂漠で最も多く化石が産出し、中には肉食恐竜と争ったまま化石になったと言われる、格闘化石というものも見つかっています。
 大きさは1m〜2mほどで、それほど大きいわけではありませんでした。


トリケラトプス (白亜紀後期/幕張メッセ「恐竜大陸」*2008年にて)

 フリルはディスプレイだの、顎の筋肉がついていただの言われています。残念ながら、盾としては脆(もろ)いそうです。あと、フリルが個体により大きく変わるため、新しい種と思われたことがちょくちょくあるそうですね。あと、口が嘴状なのも大きな特徴。
 もう一つの特徴が足。恐竜といえば直立した前足が特徴ですが、トリケラトプスのは前足はちょっとガニマタ立ちです。

○翼竜


プテラノドン (白亜紀後期/日本科学未来館「世界最大の翼竜展」にて)


ズンガリプテルス(白亜紀前期/日本科学未来館「世界最大の翼竜展」にて)

○鳥類


コンフキウソウルニス (白亜紀前期/幕張メッセ「世界の巨大恐竜博2006」にて)
中国の遼寧省から発掘。歯が無く角質のくちばしが発達した鳥類としては最古のもの。

○哺乳類


レペノマムス (白亜紀前期/幕張メッセ「世界の巨大恐竜博2006」にて)
前ページで紹介した全長1mにもなる哺乳類。


ゴビコノドン (白亜紀前期/国立科学博物館にて)
アンフィレステス科の一種。アメリカのモンタナ州で発掘。

○昆虫類


ゴキブリの一種 (北九州市立 いのちの たび博物館にて)
ブラジルから発掘。

バッタの一種 (北九州市立 いのちの たび博物館にて)
ブラジルから発掘。

ムカシヤンマの一種 (北九州市立 いのちの たび博物館にて)
中国 遼寧省から発掘。

○節足動物


サソリの一種 (北九州市立 いのちの たび博物館にて)
ブラジルから発掘。

○鱗竜類


ティロサウルス (国立科学博物館にて)
 モササウルスの仲間で、このグループでは最大級の全長15m。「ティロ」とはコブという意味で、この動物の特徴を現しています。

○アンモナイト類


パキデスモセラス・パキデクスコイデ (白亜紀後期/国立科学博物館にて)
日本最大級のアンモナイト。

○二枚貝類


ヒップリテス (白亜紀後期/国立科学博物館にて)
フランスのマルセイユで発掘。これでも二枚貝で白亜紀独特のものです。
厚歯二枚貝と呼び、上の蓋のような殻と下のコップのような殻に分かれています。
海底に刺さるようにたち、礁を形成していました。



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