作品データ DATA |
OVA 1991年 映画版 1992年
監督:加瀬充子・今西隆志
原作:矢立肇、富野由悠季
総作画監督・キャラクターデザイン:川元利浩
総メカニカル作画監督:佐野浩敏
モビルスーツ原案:大河原邦男
メカニカルスタイリング:河森正治/メカニカルデザイン:カトキハジメ、明貴美加、石津泰志
(DVDは1巻7800円 2〜4巻6000円で販売中 左は販売ポスターより)
ザク!連邦に降ったのか。 ・・・・その姿、偲びん。 |
宇宙世紀0083年。コーウェン中将によるガンダム開発計画が極秘裏に進んでた。
ところが、そのうちの1機、オーストラリアのトリントン基地に保管されていた核弾頭搭載のガンダム試作2号機GP02が、ジオン残党軍のアナベル・ガトー中佐によって強奪されてしまう。核弾頭は危険な上、さらに本来は条約違反である。そのため、その場にいたテストパイロットのコウ・ウラキは、試作1号機GP01に乗り込み、上官であるバニング大尉や同僚と共に追撃を開始。しかし、残念ながら取り逃がし、ガトーは宇宙へと旅立つ。
ウラキたちは、シナプス大佐・艦長率いる戦艦アルビオンに乗り込み、宇宙へと移動。そんな中、ジオン残党軍はデラーズ・フリートを名乗り、デラーズ大佐を代表として決起。地球連邦軍は威嚇を兼ね、ソロモンと呼ばれる小惑星で地球連邦軍の戦艦を一堂に集めた観艦式を実行。と、そこにガトーが乗るガンダム試作2号機が現れ核弾頭を発射!!その結果、地球連邦軍の艦隊の3分の2が消滅した。その後コウは、ガトーを追い、相撃ちにするものの時すでに遅かった(ちなみにお互いに生還)。
これで、デラーズ・フリートの野望は終わりかと思われたが、実はこれは単なる序章にすぎなかった。デラーズ軍はコロニーを巨大な核弾頭に見立て、地球連邦軍本部ジャブローに落とそうとする。しかし、デラーズは自軍の女性士官シーマ中佐らに裏切られ、人質に取られる。連邦軍に売り渡そうというのだ。しかし、デラーズはガトー達に作戦の継続を命じる。その場でデラーズは銃殺され、引き続きコロニーは落下に向けて動く。
コウは、ガンダム試作3号機デンドロビウムと呼ばれる巨大MSを受け取り、出撃。また、地球連邦軍はバスク中佐率いる艦隊を派遣し、これに対抗。バスクは、非情にもソーラ・レイと呼ばれる太陽光からくる熱を利用した巨大なミラー兵器を使い、一部の味方もろともジオン軍の大半を消滅させ、コロニーは破壊できなかったものの、軌道の修正に成功する。
作戦の失敗を悟ったガトーは、巨大モビルアーマー・ノイエジールと共に、連邦艦隊に特攻を仕掛け、戦死する。
そして、連邦軍ではガンダム開発計画の破棄と、シナプス大佐の処刑、コーウェン中将の左遷が行われ、ジャミトフ大佐、バスク中佐によるジオン残党軍狩りを目的とした地球至上主義組織「ティターンズ」が発足し、物語は機動戦士Zガンダムへ・・・・。