1984年3月28日〜31日 廃線・三セク転換の東北赤字ローカル線巡り

 昭和59年2月改正も滞りなく実施されました。『国電ダイヤ』の拡充、貨物列車・荷物列車の大幅整理、ローカル急行列車・夜行列車の削減など、大きな方向性の転換を余儀なくされた国鉄史の転換点といえる改正であったように感じます。
しかし、大きな転換を迎えたのはこれらに止まりませんでした。所謂、『特定地方交通線』の廃止転換について、大きな二つの方向性が現実のものとなったのがこの年度明けでした。
 一つは『路線バスへの転換』で、日中線、赤谷線、魚沼線、清水港線の4線が転換されました。いま一つは後々の方針決定に大きな影響を与えた『第三セクター鉄道への転換』で、そのリーディングケースとして、久慈線、宮古線、盛線が新開通区間とセットで三陸鉄道として生まれ変わることとなったのです。年度変わりの時期とはいえ、国鉄線としては一気に7路線が廃止されるという点でも大きな転換点となりました。
 この7路線のうち三陸3線が未乗でしたので、転換目前の時期に最後の乗り納めに東北へと足を向けることとしました。こんな旅は一人旅が基本なんですが、何を思ったのか高校時代の写真部部長が『お前の旅がどんなもんか一回ついていってみるわ』と言い出したもんで、思いがけず二人旅と相成りました。
(使用機種:CANON A−T、執筆 平成24年10月18日)

〇旅行初日〜3月28日(水)〜


当時の私には珍しくこの旅では途中下車印をたくさん頂きました


昼の山陽・東海道本線を東上していきました
EF58-146 関 荷38レ/東海道本線大垣駅(再掲)

 昔からの交通の要衝として機関区や電車区が併設されていた沼津駅。多くの車両達と出会うことができました。暫くはそうした車両達をご覧下さい。尚、機関車はそれぞれの特集と重複掲載となりますが御容赦下さい。


元浜松機関区所属のゴハチ。1年後の離脱は想定外だったか?
EF58-164 関 荷39レ/東海道本線沼津駅(再掲)




御殿場線の115系電車。M車は低屋根の800番台
クハ115-200(上)モハ114-830(中)クモハ115-519 静ヌマ 646M/東海道本線沼津駅




今度は東海道本線の111系。静岡電車区は初期車が多かったですね
クハ111-503(上)モハ110-13(中)モハ111-13 静シス 1287M/東海道本線沼津駅


(左)EF65-513 沼 (右)EF60-47 沼/沼津機関区(再掲)


EF65-33 稲二/沼津機関区(再掲)


EF66-41 関/沼津機関区(再掲)


EF60-61 沼/沼津機関区(再掲)


EF65-1118 東/沼津機関区(再掲)

17m国電からの改造車もまだまだ現役でした
クモヤ22202 静ヌマ/沼津機関区


荷物電車が試運転から戻ってきたんでしょうか?
クモニ74205+202 所属等不明/東海道本線沼津駅

 今度は急行「八甲田」を待つ間に撮影した上野駅での光景です。この旅では、東京駅でも撮影してませんし、上野駅の撮影も僅かです。少しずつ熱が冷めてきていたのかも知れません。


トップナンバー車を多く見かけました(笑)
(上)モハ489-1 (中)モハ488-1 金サワ 3004M 白山4号
(下)サハ115-301 高シマ 893M/東北本線上野駅


結局、上の3枚とこの車両しか撮影してません
EF58-141 宇 103レ 八甲田/東北本線上野駅(再掲)


「八甲田」は宇都宮駅で機関車交換がありました
EF58-103 宇 103レ 八甲田/東北本線宇都宮駅(再掲)


その後、黒磯駅での機関車交換写真は何故かなし
福島駅でも未撮影なのに入場券は買ってるって一体・・・


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