もぬけの殻

○意味

1 蝉や蛇のぬけがら。もぬけ。
2 人の抜け出たあとの寝床や住居。「捜査員が踏み込んだ時には、部屋はすでに蛻の殻だった」
3 魂の抜け去った体。死体。
 (デジタル大辞泉/小学館)

○解説

 日常生活では、2番の用例で使われることの多い「もぬけの殻」。
 その語源は、1番の用例。そもそも「もぬけ」(蛻、裳脱けと表記されるほか、藻抜けと当て字されることも)とは、セミや蛇が脱皮することを云い、もぬけの殻とは、「抜け殻」のこと。これが転じて、人が逃げ去った際の住居などの様子を指すようになりました。

 参考文献
 話のネタになる!語源大辞典 (ISM Publishing Lab.著/ゴマブックス)

↑ PAGE TOP