定石

○意味

1 (定石)囲碁で、昔から研究されてきて最善とされる、きまった石の打ち方。
2 (定跡)将棋で、昔から研究されてきて最善とされる、きまった指し方。
3 物事をするときの、最上とされる方法・手順。「―を踏んだ捜査手順」
(デジタル大辞泉(小学館))

○解説

 定石とは「じょうせき」と読み、日常用語では「定石どおりに対応しよう」「定石を踏む」といった感じで使われます。元々は囲碁の用語に由来し、碁石を置く場所のことを「目」と言うのですが、長い囲碁の歴史の中で、黒石がここに打ったら、白石はここに打つ・・・という、双方にとって最善な応酬パターンが多数あり、特に序盤は定石通りの展開となるのが定番です。
 ちなみに将棋やチェスは石を使わないので、駒の軌跡通りということで「定跡」と記されます。



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