平成20年度 海上保安庁観閲式
       Japan Coast Guard Inspection parade 2008
●はじめに
 2008(平成20)年5月17日(土)、18(日)に東京湾羽田沖にて、海上保安の日(5月12日)と海上保安制度創設60周年を記念した、第53回海上保安庁観閲式及び総合訓練が実施されました。観閲官は17日(土)に松島みどり国土交通副大臣、18日(日)冬柴鐵三国土交通大臣、さらに両日とも岩崎貞ニ海上保安庁長官が務めました。

 その模様を、りんかんβ様が撮影されましたのでここに掲載します(以下の解説も、りんかんβ様によるもの)。海上自衛隊の観艦式と似ているようで結構異なる内容の、海上保安庁観閲式と総合訓練の模様をお楽しみください。写真は禁転載です。

 さて、まず上写真は乗船した船「ちくぜん」です。福岡から来ました。

●観閲式&総合訓練の模様
 「やしま」も凄い事になっています。

 観閲船団が整いました。前から「いず」、「やしま」、「おおすみ」、そして我が「ちくぜん」です。

 前から受閲船団がやって来ました。観閲式の始まりです。

 トップを務める世界最大級の巡視船「しきしま」。その大きさはイージス艦「こんごう」に迫ります。

 砕氷能力を持つ「そうや」。既に就役から30年が過ぎているので引退も近づいています。

 海上保安大学の練習船「こじま」。世界一周練習航海の途中で参加しました。

 航路標識測定船「つしま」。今回の観閲式で最高齢です。
 
 新鋭船一発目は「おいらせ」。

 二発目「きりしま」。今年3月に就役したばかりの最新鋭です。これが後で大変な事をするとは…。

 巡視船「たつぐも」。年々数を減らしている「むらくも」型の一つです。

 白い天使のなかにあって黒い悪魔のような護衛艦「はつゆき」。(マテ 格好いいですねぇ…。

 今回はロシア国境警備局の「チュコトゥカ」が参加。言いにくいです…。

 続いて航空機団。サーブ340「うみつばめ」です。ガルフ、ファルコン、ビーチも出ました。

 海の方では放水展示が始まりました。前から「ひりゅう」「よど」「はまぐも」「第6川崎丸」「ちどり」。

 また空の方ではヘリによるスモーク飛行です。

 火事だ!火を消せ!。ということで…

 いや人命優先です。漂流者を吊り上げます。

 「まつかぜ」が消火にあたるのが見えます。

 で、もう一人の漂流者を吊り上げたスーパーピューマが着艦後(艦?)離艦していきました。

 続いてテロ対策訓練です。ゴムボートで妨害行動。

 船による妨害行動に移りました。テロ被疑船を演じる「しおかぜ」を「しゃちかぜ」が追います。

 追尾する「しゃちかぜ」に火炎瓶を投げる悪態をついたテロ被疑船。いよいよ「しゃちかぜ」はキレます。

 キレた「しゃちかぜ」は強行接舷。拿捕しました。

 次は高速で逃走するテロ被疑船への対策訓練です。

 「かむい」、「きりしま」による高速追尾。「かむい」は上空威嚇射撃(空砲)を行います。

 さて、フェアウェルパレードで「たつぐも」はドクロマークをつけてお別れです。(マテ

 宮崎から来た「きりしま」は……(絶句)

 世界一周航海へ出る「こじま」。こんな国に行くんですねぇ〜。