T−62


(撮影:イギリス 戦車博物館/撮影:秩父路号)

●基本データ

登場:1961年
重量:40.0t
全長:9.34m
全幅:3.30m
全高:2.40m
乗員:4人(データはT−62M)

●解説

 T−54とT−55の発展型で、主砲として55口径115mm砲を備えるが、装甲貫通力を高めるため弾道の安定よりも回転によるエネルギー損失を防ぐことを重視し、世界で初めて主砲に滑空砲(ライフリングを施していない砲)を採用したのが特徴。

 1961年に試作車としてオブイェークト166が完成し、T−62として制式採用され量産を開始。1965年5月にモスクワの赤の広場で実施された対ドイツ戦勝20周年記念パレードで正式な量産配備車両が公表されている。

 1978年までに約2万両が製造。近代化改修された車両も存在し、中東やアフリカ諸国では現役の車両も存在している。

●ギャラリー


(撮影:ドイツ ムンスター戦車博物館/撮影:秩父路号)


(撮影:フランス ソミュール戦車博物館/撮影:秩父路号)

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