74式戦車


(撮影:習志野駐屯地/撮影:裏辺金好)

●基本データ

登場:1974年
重量:44t
全長:9.41m
全幅:3.18m
全高:2.25m
乗員:4人

●解説

 61式戦車の後継として三菱重工が開発・製造したもので、1974年に制式採用された陸上自衛隊の戦車。1990年まで873両が製造され、74式戦車の後継車両の90式戦車が、事実上の北海道専用車両となっている上に配備数もそう多くないことから、未だに陸上自衛隊の主力戦車であり本土防衛の要となっている。
 油気圧サスペンションにより車体を前後左右に傾ける姿勢制御機能を装備しているのが特徴。また、弾道計算コンピューターの搭載など、当時としてハイテク装置を備えている。主武装はイギリスのロイヤルオードナンス社製の51口径105mmライフル砲L7A1を日本製鋼所がライセンス生産した物を装備している。最高速度は53km/h。
 登場から40年以上が経過し、今後はさすがに10式戦車などへの取替えが進んでいく予定。しかし、74式戦車全てを退役させるには、当分先のことになりそうである。

●ギャラリー


陸上自衛隊広報センターで保存・公開されている74式戦車
(撮影:裏辺金好)

陸上自衛隊土浦駐屯地武器学校で保存・公開されている74式戦車
(撮影:裏辺金好)

(撮影:陸上自衛隊善通寺駐屯地資料館/撮影:裏辺金好)

(撮影:kajibooh ※以下全て)


















↑ PAGE TOP