本荘城〜秋田県由利本荘市〜


○解説

 現在の山形県を根拠とした大名、最上義光の家臣である楯岡満茂(のち本城満茂)が1613(慶長18)年に築城した平山城。
 1622(元和8)年に最上氏が改易されると、幕府中枢で失脚した本多正純が5万5000石で移封されますが、城は取り壊された上、翌年に久保田藩の佐竹氏預かりとなります。代わりに六郷政乗が常陸府中から2万2000石で入城して、城を再整備。第2代藩主の六郷政勝の代に本城から本荘と改名し、以後は江戸時代を通じて本荘藩六郷氏の城として使われました。
 現在は本荘公園として、一部の土塁や堀などの遺構が残っています。上写真は蓬莱橋と三の丸の模擬城門。
(写真:裏辺金好)

○場所



○風景


三の丸堀

三の丸

本丸跡

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