久保田城〜秋田県秋田市〜
○解説
久保田城は、久保田藩主佐竹氏の居城で、関が原の戦い後に常陸から移封された佐竹義宣が1604(慶長9)年に築城しました。標高40mの神明山に築かれた平山城で、天守と石垣は当初からありませんでした(虎口や土塁の基底部には石垣を使用しています)。現在は千秋公園として整備され、土塁、堀などが残っています。また、上写真は市制100周年を記念して1989(平成元)年に復興された御隅櫓です。当時の建物は二重櫓でしたが、展望台を付けるために三重四階で復興。御隅櫓は城内に8つ設けられた櫓のうちでは最大だったようですが、流石に誇張し過ぎ・・・。
(写真&解説:裏辺金好)
○場所
○風景
現在の久保田城(千秋公園)
大手門の堀
内堀
黒門跡
二の丸跡
長坂門跡
御物頭御番所 【秋田市指定文化財】
久保田城現存唯一の建物で、城下の警備や火災の消火を担当した御物頭の詰所として使用されました。
表門(一ノ門)
本丸の正門で、木造2階建て瓦葺きの櫓門。2000(平成12)年に復元されました。
表門(一ノ門)と御物頭御番所
本丸跡
八幡秋田神社
松下門跡
内堀