竹田城は兵庫県北部にある山城です。
築城は1431年、但馬国守護山名宗全によるとされていますが、定かではありません。太田垣氏が5代にわたって城主を務めたが、たびたび戦の舞台となり、1577年に織田信長配下の羽柴秀吉の弟である羽柴秀長が竹田城を攻略(竹田城の戦い)。太田垣輝延に代わり、羽柴秀長が城代を務めました。
その後、再び太田垣輝延が竹田城へ入城しますが、織田信長の命による秀吉の但馬征伐で、羽柴秀長が1580年に奪還し、桑山重晴が城主となります。さらに1585年より城主となった赤松広秀が石垣の城郭を形成。城そのものは1600年に赤松広秀が徳川家康に切腹させられたことにより廃城となりましたが、400年経った現在でもかなりの石組みが残っています。
私が訪問したのは真夏(2010/08/06)でしたが、冬の朝、気象条件が揃うと城郭に朝霧がかかり、その様子から「天空の城」とも呼ばれます。
(撮影&解説:ネオン)
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