高岡城〜富山県高岡市〜


○解説

 高岡城は初代加賀藩主・前田利長が隠居城として使用していた富山城が火災で全焼したため、1609(慶長14)年に築城させたもの。設計は築城の名手といわれた高山右近の手になるといわれ、当時は「関野」と呼ばれていた場所を「高岡」と改称しました。
 元和年間(1615〜24)に、一国一城令の影響で取り壊されましたが、江戸時代を通じて加賀藩の米蔵や火薬蔵などが置かれ続けたため城跡は残ります。明治維新後はいち早く公園となり、高岡古城公園として市民から親しまれています。また、現在も城内は堀と一部の石垣が残っており、城の構造がよく解ります。
 なお、高岡自体は商工業の町として発展し、現在は富山県で富山市に次ぐ大きさの市。特に、銅器の製造で名高く、古い街並みも残っています。
(写真&解説:裏辺金好)

○場所



○風景


高岡城地図


二の丸


本丸

本丸にある前田利長像

本丸の堀

本丸の堀

三の丸と高岡城古井筒
三の丸には現在、市民体育館があります。

三の丸で保存されているC11 217号機

本丸の堀

明丸
現在は動物園や自然資料館などがあります。

本丸〜二の丸間の石垣

大手口跡と鍛冶丸

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