■今回は2008年7月現在のオススメ!マンホールの蓋です。
裏辺所長:喜多見隊長、偶然の思いつきで昨年始めた企画でしたが、大盛況ですね。
喜多見隊長:テレビ朝日がクイズ雑学王で写真を使いたいと申請してきた時には驚いた。
所長:あれにはビックリしましたね。鉄道や史跡関連の写真は、テレビ局、新聞、雑誌、様々なところで使われているので、別に驚く話ではないのですが、まさかマンホールに注目されるとは思いませんでした。
隊長:これもひとえに、マンホールの蓋調査に御協力いただいている皆様のおかげです。
所長:有難うございます。さて、かなり膨大な掲載量になってきたデザイン・マンホールの蓋。今回はその中でも、特にオススメしたいものを地域別にご紹介します。

 ■北海道・東北編より 「山形県酒田市」
 所長:酒田は山居倉庫の雰囲気が美しく、そして歴史を感じさせてくれますね。
 隊長:それもいいし、全て良い感じだよね。
 所長:しかも山居倉庫以外にも、種類がかなりあるのが驚き。旅行中に「下を見ろ」と、何度隊長に引き止められたことか。
 隊長:そんなに引き止めたっけ?


 ■関東編より 「埼玉県所沢市」
 所長:所沢といってイメージするものって無いような気がしますが(地元の皆さん、ゴメンナサイ)、マンホールを見ると、所沢の歴史の意外な一面を感じますね。これは所沢が日本に誇る歴史を示していますね。
 隊長:デザイン的にも、飛行機と雲の雰囲気が、昔懐かしい感じと躍動感があっていいね。

 ■中部編より 「三重県伊勢市」
 所長:伊勢市のマンホールは、特に趣がありますね。お伊勢参りの道中風景が見事に描かれています。
 隊長:交通手段も無い中、こうやって多くの人たちが話しをしながら、ゆったりとここまで旅をしてきたんだなあと、そういう気分に自然としてくれますね。
 所長:ちなみに左端の人物は、私の先祖です。名前は確か・・・
 隊長:突っ込まんぞ。

 ■関西編より 「兵庫県神戸市」
 所長:これは現代的な街並みを描いたものですが、英語のレタリングも見事にバッチリと決まり、上品な港町の風景を描いていて美しくて、そして格好良いですね。
 隊長:マンホールの蓋というよりも、これは土産などで販売されているメダルとかキーホルダーみたいな感じだね。もちろん、凄く素敵なデザインだと思う。ここまでこだわっているのは凄い。マンホールっぽさを感じないね。

 ■中国編より 「山口県山口市湯田温泉」



 隊長:山口市の湯田温泉専用のマンホールの蓋はズルい。これだけバリエーション豊かだと、選ばないと仕方ないじゃないか。有無を言わせないよ。しかも・・・
 所長:(カタカタ・・・と、隊長の発言をそのままパソコンに打ち込む)
 隊長:一々、全部書き写すんじゃない(笑)      *所長注:本当にやって、本当に言われました。
 所長:ちなみに、このページに掲載したのはごく一部です。ぜひ、湯田温泉のマンホールの蓋ページを御覧ください。

 ■四国編より 「香川県高松市」「愛媛県宇和島市」
 所長:四国編は隊長と私でイチオシが別れましたね。私は高松市のマンホールの蓋で、屋島の闘いの名シーンを書いた、その意外性と那須与一の勇壮な姿に感動しました。

 隊長:私は宇和島市。風景を描いたマンホールは色々ありましたが、これは牛が闘う動的な感じが素晴らしいですね。

 ■九州・沖縄編より 「大分県中津市」
 所長・・・まあ、九州はまだマンホールが少ないので、これから色々面白い物が出てくると思いますが、既にこの中津は城と美しい城下の雰囲気がいいですね〜。
 隊長:白壁の城壁と緑の松、堀をゆく船がうまく調和しています。
 所長:マンホールのページで既に掲載しているコメントと、全く同じじゃないですか。

 ■総評
隊長:それぞれの自治体マンホールに味があって、なかなか甲乙つけがたいものがありますね。
所長:そうですね。ただ、単純に町の花・木・鳥を並べただけ、のデザインのものはちょっと残念なものですが。
隊長:あとクロマツを描いたものも多いね・・・。これは、植物の特徴が単調なために、どうしても面白さに欠けるという悪い面がでてしまう。
所長:もちろん美しいものもありますが、やはりその地域オリジナルの雰囲気を感じたい中、クロマツデザインを見ると「またこれか・・・」と、どうしても感じてしまうのが残念です。
隊長:さて、皆さんの投稿のおかげもあって随分マンホールが集まってきましたが、まだまだ我々の知らないマンホールの蓋が沢山あるんだろうね。。なかなか我々が取材に足を運べないところもあるので、ますますの御協力を御願いしたいです。
所長:いつか全自治体マンホールの蓋を制覇出来ると良いですね。
隊長:あと2000以上あるけどね・・・。
所長:道は険しく遠い・・・。