2002年8月1日・2日 富山・黒部・高岡・金沢旅行


大学1年生の夏休みに出かけた夏の旅行を今回は御紹介。まずは上野駅から寝台特急「北陸」を撮影するところからスタートでございます。

常磐線の415系。これも懐かしい姿になってしまいました。

さて、お金の無い学生さんは寝台特急なんて乗れるはずも無く、489系急行「能登」で富山県に向かって出撃。その後も何度かお世話になる「能登」、第一回目の乗車です。個人的には何度も乗っているだけに、とうとう今や臨時便まで廃止というのは残念すぎる・・・。

さて、初めての能登は魚津駅で下車します。

一旦、魚津駅を出まして、隣接する富山地方鉄道の新魚津駅に向かいます。

地鉄のホームでは、元西武のレッドアローに出会います。

次に電鉄富山行きの、元京阪3000系に出会いますが、これには乗りません。

・・・と、そこへ何故か485系「しらさぎ色」の回送が!通常は富山駅までの運用だったはずですが、これは一体!?しかし、これはJRホームにいるべきでした・・・。

さて、私の目的地はこちら、宇奈月温泉駅でした。先ほど回送されたレッドアローの折り返し運用に乗車しての到着です。

ちなみに新魚津を発車した時点で、お客さんは皆無・・・。さすがに朝早すぎですかね。

さて、宇奈月温泉駅は何とも温もりのある雰囲気の橋上駅舎。

そして、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅に向かいます。

ここからトロッコ列車に乗車。真夏ですが、流石に涼しい〜!

ダムなどによって形成された人工的な景色ですが、美しい。

遊び心というか、ヨーロッパの城郭をイメージした施設も沿線にあります。

列車はこんな感じで進んでいきます。

放水中のダム。有名な黒四ダムほどではないですが、迫力があります。何しろ、これだけの構造物であふれんばかりのダム湖の水を抑えているというのですから、たいしたもの。

そして終点の欅平駅に到着。ここから何処かへ行けるのかと思ったのですが、少なくともパパパッと手早く散策できそうなところは無かったので・・・。

こんな風景を撮るだけ撮って、さっさと引き返します。

そして再び黒部峡谷鉄道に乗ります。

また沿線風景を1枚。

そして宇奈月駅に戻り、駅前の黒部川電気記念館で保存中の黒部峡谷鉄道EB5型電気機関車を撮影。可愛らしいL型の車体です。

そして、この塗り分けだとますます湘南電車のような雰囲気の富山地方鉄道の車両に乗って、電鉄富山駅へ。

電鉄富山駅の様子。この2形式は今も現役ですが、考えてみれば地方鉄道のオリジナル形式の車両が活躍している例も随分減ったような気がします。

そして、下手糞な写真ですがJR富山駅を撮影。

そして富山城址公園の模擬天守閣を撮影。この頃はご覧のように見事に黒ずんでいまして、ただでさえニセモノの天守閣であるにもかかわらず、さらに悲惨な雰囲気となっていました。

そしてバス停の案内は、また見事にやる気の無さを出していました。流石に今は改善されて・・・ますよね?それでも、この表示が偉いのは途中の停留所がきちんと書いてあるところです。 こういう案内すらないバス会社もあり、それで「お客が減少してます。廃止されなくなかったら補助金ください」というのはねえ・・・。 さて、余談が過ぎましたが次の目的地に向かいます。

黒部、富山と行き、今度は私が幼稚園の年長から小学校3年まで過ごした富山県高岡市へ。この後、ほぼ毎年のように何かしらの理由で訪問することになるのですが、この時は本当に久しぶりの訪問でした。 さて、高岡駅に着くと車庫には氷見線・城端線用のキハ58系や、大糸線のキハ52形がいました。

構内の様子その2。はて、大糸線のキハ52形が2両もここにいたのは何故・・・?

681系特急「はくたか」。

そして駅前で、加越能鉄道から運営を引き継いだばかりの万葉線を撮影します。

さて、昔遊んだ商店街を眺めながら、高岡大仏を見学。奈良の大仏、鎌倉の大仏と並ぶ日本三大大仏の1つを称しており、高岡の伝統技術である高岡銅器の職人技術を生かして1933(昭和8)年に完成しました。

さらに、高岡古城公園へ。ここは1609(慶長14)年に加賀金沢藩2代藩主の前田利長が築城させた高岡城の跡で、設計は築城の名手といわれた高山右近の手になるといわれています。

元和年間(1615〜24)に、一国一城令の影響で取り壊されましたが、江戸時代を通じて城跡は残り、明治維新後はいち早く公園となり、高岡古城公園として市民から親しまれています。また、現在も城内は堀と一部の石垣が残っており、城の構造がよく解ります。 ちなみに奥のマンションは、かつて私が住んでいた場所。この後、かつての通学路などを散策しながら、高岡駅前方向に戻ります。

こちらは富山銀行本店。1915(大正4年)に高岡共立銀行の本店として建設され、清水組技師長だった田辺淳吉の設計です。

そして高岡駅に戻ると、485系特急「しらさぎ」が。急いで先頭車両に向かいますが、既に発車するところで、こんな写真が限界でした。

後追い撮影は、何とかこんな感じで。この当時は多数の485系特急が走行しており、もう少し撮影しておくべきだったと・・・。

では、続いて413系に乗って金沢に向かいます。

途中、金沢総合車両所では多数の485系を発見。そして、金沢で1泊します。

さて翌日。駅前広場整備中の金沢駅東口をまずは撮影します。

まずは金沢城を散策します。最初に出迎えてくれるのは、石川門。1787(天明7)年に再建されたもので、国の重要文化財に指定。

それから菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓。2001(平成13)年に木造で復元されました。

さらに兼六園を散策。その後、何度も様々な庭園を見ましたが、個人的にはここが一番だと思います。

また、兼六園周辺には軍時代の施設が数多く残っています。こちらは、陸軍第九師団長官舎(現・広坂休憩館)。

こちらは1909(明治42年)〜1925(大正14年)にかけて陸軍兵器庫として建てられたもので、現在は石川県立博物館として使用。国の重要文化財に指定されています。

続いて旧城下町を散策します。まずは金沢市老舗記念館。1579(天正7)年創業の薬種商「中屋薬舗」の建物を移築し保存したものです。

さらに、昔ながらの風情が残る長町武家屋敷跡を散策し・・・。

最後に、金沢駅の西口から少し歩いた場所にある安江金箔工芸館へ。金箔製造の実演もやってくださり、パンフレットに挟んで金箔ももらえます。あまりの金箔の薄さは、未だに感慨深いものがあります。

最後に金沢駅で419系を撮影。

こちらも419系。当時、大河ドラマ「利家とまつ」にあわせて加賀百万石博が開催されており、PRヘッドマークが掲げられていました。今や、419系も運転されていないんですよね。 この後、ひたすら真っ直ぐ実家のある広島へ戻るだけ。

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