2003年9月16日 東海道新幹線100系ラストランとロボットを見る


東海道新幹線で18年間にわたって活躍してきた100系新幹線がラストランを迎えるというので東京駅へ。奇しくも阪神タイガースが優勝した1985年にデビューし、18年ぶりに阪神タイガースが優勝した翌日に引退を迎えたことに。


特別な装飾がされていることもあり、多くの人が駅に殺到。先頭車側面は100系新幹線の輪郭をデサインした見事なデザイン。


ちなみにラストランは団体臨時列車ではないため、1号車から5号車は自由席でした。

出発式ては2つあるくす玉のうち、100系側の1つが割れないというハプニングがありましたが、最後は東京8時30分発の「ひかり309号」運用でラストランを迎えました。東海道新幹線の100系は何度も乗車していたにもかかわらず、あまり撮影しておらず、もう少し撮影しておけばよかったと後悔しています。


ついでに東海道線ホームから上越新幹線のE1系Max旧塗装も撮影。何気なく撮りましたが、その後は新塗装に変更され、旧塗装へリバイバルされることなく引退を迎えたので貴重な記録になりました。

新宿駅では205系山手線のトップナンバー編成に出会います。

 続いて、明治神宮外苑にあるテピア(TEPIA)へ。財団法人機械産業記念事業財団(現・一般財団法人高度技術社会推進協会)による博物館で、企画展を見てきました。
 何をやっているのか、HPから抜粋しますと・・。 
 「ロボット」と「近未来ホーム」をテーマに、新しいライフスタイルを生み出し、日本の経済社会を活性化する技術とその応用例をPart I からPart III までの3回に分け、2004年7月までの1年間にわたって幅広くご紹介いたします。Part I では「新技術への挑戦」、Part II は「生活・社会・産業分野への取り組みと可能性」、Part III では「新領域を拓く最先端技術」というテーマをそれぞれ設けて、視点を広げていきます。
  PartI 2003.9. 10(水) 〜 12.17(水)    
  PartII 2004.1.15(木) 〜 3.16(火)    
  PartIII 2004.4. 7(水) 〜 7.23(金)
ということで、このPartIを見てきました。

ロボットの原点?17世紀、江戸時代に製作されたからくり人形「茶運び人形」(九代目玉屋庄兵衛作)。


モジュール型ロボット「M-TRAN」。自分で合体・変形するロボットです。

ダクト内の隅々まで清掃可能な多機能ロボット。カメラとライトと回転式リフトアームを持ちます。

不整地も移動可能な、尺取虫型ロボット「クローラ・ルーパ」。

4足歩行ロボット。

有機ELディスプレイを用いたメディアファッション。洋服の一部がメディア端末と一体化したものですが、これは今はスマホとして実用化された感じでしょうか。

スマートウォッチの原型、Wrist Mount System(WMS)。

非接触型ロックシステム。これは今や当たり前ですね。

東芝のロボット情報家電「ApriAlpha」。要するにアレクサなどの原型ですが、こういうのを開発しておきながら主導権が握られなかったのが残念‥。

NECのパーソナルロボット「パペロ」。

セコムの食事支援ロボット「マイスプーン」。

今は無き三洋電機のムービングキッチン。ボタン1つで高さが変わります。実用化はされたようですが、パナソニックに移管された現在は製造されていないようで。

ヒューマノイドロボットHRP-1。この原稿を書いているのは18年後である2021年ですが、今は各種部品が小型化されているんだろうなと思いますが、意外と古さを感じない気が。スマートウォッチや情報家電は、日本が主導権を全く握っていないのが悔やまれます。

↑ PAGE TOP