2007年4月7日 信玄公祭り


 先々週、先週に引き続き、今週も大学時代の某友人と、今度は甲斐府中こと山梨県甲府市へ行ってまいりました。もちろん、本日開催される「信玄公祭り」が目当てです。ちなみに山梨県内の中央線沿線は桜はもちろんのこと、桃の花がまさに見ごろ。残念ながら、今回は桃の花の観賞をしにいくわけではないため見にいけませんでしたが、駅改札口に飾られている桃の木と花を撮影します。

 さて、駅の北口には3月に復元したばかりの甲府城(舞鶴城)の山手御門が!まさか、また甲府城の復元を推進しているとは思ってもいなかったので、大喜びで撮影に向かいました。甲府城は武田家滅亡後、豊臣家、徳川家の城として新たに造られたものです。有名な城主には、のちの6代将軍徳川家宣(当時は、徳川綱豊)、柳沢吉保などがいます。

 位置関係はこのような感じになっています。JR中央本線で甲府城は分断されているのが残念!
 ちなみに、私が甲府で生まれた約24年前は、そもそも甲府城について、地元でも全然関心が無く、何の城なのか謎にさえ包まれていたのですが、平成になってから、公共施設が城外へ移転するのに伴い発掘調査をしたところ、貴重な出土品が数多く出土。そこで急速に研究が進み、さらに復元工事が急ピッチで進んで、現在の姿になっています。

 時間があるので、ちょいと足を伸ばして甲府城の東、武田信玄の母である大井夫人の墓がある長禅寺へ。
 三重塔と五重塔の2つがあるのが、なんとも壮麗な姿。

 こちらが武田信玄の母である大井夫人の墓。

 それから再び甲府城に戻り、近代建築の旧山梨県庁を撮影。1930(昭和5)年築です。

 この近くでは、大河ドラマ「風林火山」の山本勘助役の内野聖陽さん(右)、武田信玄役の市川亀治郎さん(左)がオープンカーでパレード。信玄公祭りの盛り上げに一役買います。いやはや、人の数が凄い凄い・・・。

 さて、甲府城には次第に武田家の各武将たちとその軍勢が終結し、軍事パレードならぬ、甲州軍団出陣に備えます。いわゆる武田24将たちを、1つずつ地元の企業や自治体が担当し、各社の社長などを武将にして、社員が甲冑姿になっているようで・・・。ちなみに、参加企業のうちJR東日本八王子支社というのもあって、支社長は馬に乗らないといけないようです。支社長になると、鉄道についてだけでなく、乗馬訓練も必要とは。

 出陣の儀を前に、待機する諸将たち。

 そして、甲府駅前に軍団は移動し、騎馬隊を先頭にパレードが開始されます。

 一般から選ばれた風林火山のヒロイン的存在、武田信玄の側室、由布姫の行列。従来の信玄公祭りでは新田次郎氏の小説に基づき湖衣姫だったのですが、今年は井上靖氏の小説による大河ドラマに基づき、由布姫に。ちなみに、史実では諏訪御料人として登場し、本名はわかっていません。

 飯富兵部少輔虎昌の軍勢。

 馬場美濃守信春の軍勢。

 山本勘助晴幸に扮するのは、俳優の田中健さん。

 また、武田信玄に扮するのは、俳優の若林豪さんでした。
 写真は一部しか掲載していませんが、武田信玄と、24将と1600人の出陣は非常にスケールが大きく、迫力に感動でした。

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