2007年7月22日 たばこと塩の博物館と江戸東京博物館へ


 やはり週に1回は外出しないと体に悪い(なんじゃそりゃ)。
 というわけで本日は職場の友人2人を連れて、渋谷区の「たばこと塩の博物館」を訪問してまいりました。何故人体には塩が必要なのか、様々な塩の種類、様々な塩の製法に、江戸時代のタバコ、タバコパッケージの変遷、世界の様々なタバコなど、興味深いネタが満載。

 親御さん、そして小中学生の皆さん、自由研究のテーマで悩まれている方も多いとおもいますが、塩に関することは如何でしょうか。もちろん、この「たばこと塩の博物館」を訪問することをお勧めしますが、遠方でなかなか来られない人も、家で手軽に実験できることもありますから、塩をテーマにして研究すると、色々面白いことが解りますよ〜。
 ちなみにここ、大学時代に1回訪問しているはずなのですが、展示内容を全く覚えていませんでした。
 まあ、新鮮な気持ちで見られて良かったですが。
 なお、1階では世界各国の塩を買うことも出来ますので、お勧めです。

 続いて両国へ移動し、江戸東京博物館を訪問・・・する前に国技館の北隣にある旧安田庭園へ。
 ここは元々、常陸笠間藩主の本庄因幡守により造園された名園で、隅田川の満干を利用して池の水位を変化させた潮入り回遊式の庭園です。こうした外部から水を取り入れ水位を変異される方法は、浜離宮や芝離宮庭園と同じですね。なお、現名称の由来は、財閥の安田財閥が明治期に取得し、その後に当時の東京市に寄贈されたことによるもの。
 また、背後の建物は両国公会堂で1926(大正15)年築です。

 そして直ぐ近くにある、横綱町公園内の東京都慰霊堂(都・選定歴史的建造物)へ。1930(昭和5)年築、伊東忠太設計で、元々は関東大震災で亡くなった方々を慰霊する施設でしたが、戦後は太平洋戦争で亡くなった人々も慰霊しています。

 ちょっと散歩が長くなりましたが、久しぶりに江戸東京博物館へ。6階が後藤新平展準備のため見られなかったのが非常に残念ですが(土日に展示替えを行うとは・・・)、相変わらず江戸と東京の雰囲気を堪能できる素晴らしい施設です。

 洗濯機、テレビ、冷蔵庫の通称「三種の神器」。現在の製品と見比べて見ましょう。

 ちなみに本日の目的は、現在開催中の大鉄道博覧会。まあ、展示内容は旧交通博物館から一時的に借りてきたものも多かったのですが、上写真の山口県徳山市(現、周南市)の海軍燃料廠で走っていた「下工(くだこう)弁慶号」は必見。これ、ちょうど現在から100年前の1907(明治40)年に東京石川島造船所で製造された純国産の小型蒸気機関車ですが、下松(くだまつ)工業高校で1981(昭和56)年に動態復元されてから、現在も現役で走られます。

 会場内の雰囲気。多数の模型も展示されています。

 それから実物車両としては、1931(昭和56)年製の「くろひめ」号も必見。こちら、新潟県糸魚川市西部の東洋活性白土という会社の構内から、国鉄糸魚川駅の外れまで300m程度の貨物輸送に従事していました。ちなみに線路幅が610mmと、軽便鉄道よりも狭いのが特徴です。
 Nゲージのジオラマも展示。

 それから両国駅を南に行きますと、回向院の東に吉良上野介屋敷跡があります。
 もちろん建物は残っていませんが、塀が往時の雰囲気を多少なりとも再現してくれます。

 さらにこの近くは、実は勝海舟生誕の地なのです。さらに隣接した場所は芥川龍之介が18歳まで過ごした場所で、有名人たちのゆかりの場所が密集しているのでした。

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