2007年11月3日・4日 箱根大名行列


 職場の友人を連れて、午後からちょっと箱根へ。普段はあまり意識しませんが、藤沢に住んでいれば箱根も気軽に散歩に行くことが可能な場所だったりします。もっとも、週末は大抵、東京都日野市に帰ってしまう私には縁が薄い場所ですが。上写真は箱根湯本駅を出発した小田急ロマンスカー10000形。

 お目当ては女の子・・・じゃなくて、年に1回開催される、箱根大名行列。
 ・・・だけど、先陣を切ってきたのはブラスバンドで、何と気持ちを表現したものか。とは言え、午前10時に始まり、我々が観覧した終点近くの箱根湯本駅付近の湯本大橋に到達したのは午後2時過ぎ。演奏は上手いし、この体勢で延々と演奏しながらやって来たのですから、本当にお疲れ様でした。しかし、この後も様々なブラスバンド隊が続き、大名行列とは言い難い・・・。

 大名行列ではありませんが、ようやく鉄砲隊登場。その発射シーンは、なかなか迫力があります。

 そして大名行列登場。小田原藩11万3000石の格式にならって編成されたもので、1935(昭和10)年から毎年実施されているものだとか。

 大名駕篭(かご)とその周辺の光景。

 ・・・んでまた、ブラスバンド。しかもわが母校、立教大学。何で池袋からわざわざ・・・。
 それはともかくとして、道中お疲れ様でございました。威風堂々として立派でしたよん。

 まだまだ大名行列と関係ない方々が続きます。これはこれで面白いし、凄いとは思うんですが・・・。

 この後も箱根湯本温泉の芸妓連200名による手踊りパレードが続くなど、実際のところ、大名行列とは関係ない方々が多すぎて、ブラスバンドに始まり、江戸時代の雰囲気を感じた・・・ところでブラスバンド登場と、イメージがぶっ壊れてしまうお祭りでしたが(笑)、ブラスバンド自体は迫力あって実に豪華なものでしたし、大名行列の規模を勉強するのには最適でした。上写真は、湯本大橋から撮影した小田急ロマンスカー7000形旧塗装。
 さて、この日は人が多すぎて他に観光に行ける状況ではなく、家に帰ります。

 さて日曜日。今週は珍しく週末も藤沢にいるわけですが、ふと近所の名撮影ポイントで列車撮影を思いつき散歩。
 既に同業者多数の状態でしたが、邪魔にならない程度に混ぜていただき、まずは185系「湘南ライナー」を撮影。

 それから普通列車などを撮影し、寝台特急「富士・はやぶさ」を撮影。この列車も、九州新幹線博多開業までの運命なのか、それともそれ以前に廃止となるか。せめて新幹線と同程度の値段であれば、宿泊代節約というメリットで需要が出ると思うのですが、どうして未だに手を打たずにいるのか・・・。少なくとも、ガラガラの車内よりは良いでしょうに。

 そして今日も箱根へ。今年の春に復元工事が終わった、箱根関所を見学します。ちなみに小田原からバスで行きましたが・・・所要時間1時間20分と、かなりかかりました。せめて、箱根湯本駅までは電車で行ったほうが良さそうです。

 芦ノ湖に面した箱根関所の全景。こうやって見ると規模は小さいですが、江戸に不審者が入らないように取調べを行った、重要な拠点でした。ちなみに、こんな関所1つで不審者侵入と脱出を防げるのか、という疑問点があろうかと思いますが、実際には箱根以外にも、脇関所が根府川、仙石原、矢倉沢、川村、谷ケ(やが)に設置され、裏ルートからの潜入や脱出を防いでいました。

 一方、こちらは箱根旧街道杉並木。現在、自動車が通る国道1号線とは別に、現在でも江戸時代の東海道が昔の雰囲気を残しています。関所のある元箱根から箱根湯本まで歩けますが、かなり時間がかかるので、この付近だけの散歩にとどめました。それでも少し寒かったせいか、少し風邪を引いてしまったような・・・。

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