2009年2月7日 長野電鉄・上田電鉄と善光寺へ


 数年前は、長野県といえば個人的に遠くて(・・・という思い込みにより)縁のない場所でしたが、最近は何だか手ごろな旅行先になりつつあります。・・・というわけで、本日は長野市にやってまいりました。お目当ては169系急行「ちくま」と、意外にも初となる善光寺参拝。
 上田駅まで満員御礼の長野新幹線「あさま」に、やむを得ず東京から立ちっぱなしで乗車し長野駅に着くと、しなの鉄道169系快速列車がいたので、早速撮影。この塗装も良いですよねえ〜。

 特に意味はありませんがJR東海の383系特急「しなの」。

 そして本日のお目当て、急行「ちくま」がやってまいりました。しっかりとJR東日本のイベント列車戦略に乗せられ、長野まで交通費を払った所長でございました。急行「ちくま」、他の写真については日本の旅・鉄道見聞録で御紹介します。

 ちなみに急行「ちくま」の隣には、しなの鉄道115系による団体列車「超人気テレビヒーロースペシャル号」が停車中。色々なイベントを考えるものです。

 続きまして長野電鉄へ。普段、小田急の特急「ホームウェイ」でお世話になっている車両が、こちらでは1000系特急「ゆけむり」として活躍中。赤色の色合いは少し変わっていますが、紛れもない小田急ロマンスカーです。

 左は東急8500系を導入したもの。車両のイメージは東急時代と殆ど変わっていないため、渋谷駅の田園都市線ホームに、東急8500系と小田急10000形が並んでいるような感じです。

 そして信濃吉田駅で少々撮影。

 お目当てはこちら、長野電鉄オリジナル車両の2000系でした。未撮影の塗装がやってきたので大満足。

 非常に古い車両ですが、塗装も綺麗な状態ですし、車体もガッチリした感じで、未だに光り輝いていますね。

 そして目の前・・・と言ったら大げさですけど、至近距離の場所にあるJR北長野駅へ。ここで189系普通「妙高」号に乗車し長野駅へ向かいます。う〜ん、何と理想的な接続。

 途中、長野総合車両センターには疎開留置中の209系京浜東北線と廃車回送されてきた201系京葉線が並んでいました。同じスカイブルーの車両ですが、東京では見られない並びですね。

 さて、長野駅から善光寺まで歩いていきます。参道は今でも門前町としての雰囲気をいくらか残しており・・・。

 マンションもこのように、低層部を和風にしてあります。

 もっと近づいてみると、こんな感じ。良く考えられたデザインで、このマンションの場合は第3回長野市都市景観賞(平成2年度)を受賞していました。

 また、随所にこのように「まちかどミニ博物館」が設置されており、こちらの文房具店では昭和初期のレジスターなどが展示。

 また、このように昔のカメラを多数展示している店もありました。1つ2つじゃなくて、様々なところにミニ博物館が設置されており、こういうのって、町歩きが本当に楽しいですね。商店街活性化の1つの方法として、ぜひ他の地域でも考えてみてはいかがでしょうか。

 こちらは中澤時計本店(国登録有形文化財)。1924(大正13)年築で、善光寺表参道(中央通り)の拡幅に際して建てられた木造2階建て、鉄網コンクリートの洗出仕上げ。設計は長野市嘱託建築技師の本田政蔵だそうです。

 八十二銀行大門町支店。立派な近代建築・・・と思いきや、どうもネットで調べていると最近の建築のようです(1997年と記しているサイトも)。仮にそうだとすると、今でもこういう重厚な建築は造れるわけですね。

 そして八十二銀行の奥、善光寺大門前に位置するこの立派な建物は「御本陣 藤屋旅館」という近代建築。この場所、江戸時代には北国街道善光寺宿の本陣として、加賀藩前田家が参勤交代で常用。明治になってからも伊藤博文や福沢諭吉などが愛用し、現在の建物は1924(大正13)年築に建てられた立派な建築。
 やはり表参道拡幅のときの建築で、先ほどの中澤時計本店と同時期の建築ですね。

 そして車道は終わり、善光寺仁王門へ。この参道の敷石、1714(称徳)年に完成したもので、安山岩の長方形の石が規則正しく並べられています。一部補修はされていますが、現在も大部分は当時のまま。凄いですね。

 そして仁王門をくぐり、さらに山門(三門)へ。

 かなりの大きさに驚きました山門(三門)。1750(寛延3)年築で、国の重要文化財に指定。2007(平成19)年に完了した修復工事により、檜皮葺きになっていた屋根を、創建当初の栩葺きに復元しています。

 その奥にあるのが、国宝の本堂。別当慶運が浄財を集め、そして大工甲良豊前入道宗賀の設計により1707(宝永4)年に建てられたもの。高さ約27m、間口約24m、奥行約54mの巨大な木造建築で東日本最大の伽藍。
 ちなみに、内々陣の「お戒壇めぐり」は全く光の入らない真っ暗な回廊を進み、中ほどにある極楽の錠前を探り当てることにより、秘仏である御本尊と結縁するというもの。善光寺は基本的に参拝料なしで本堂まで見ることが出来、「お戒壇めぐり」のみ入場料500円が必要という、ある意味で大変太っ腹な寺院だったので、気持ちよく参拝料として500円を支払い、「お戒壇めぐり」にチャレンジ。
 半端じゃなく真っ暗闇の中を、壁に手を当てながら進むというのは、前の人にぶつからないか非常に緊張しますし、迷ったらどうしようという不安も。御本尊と結縁すること以前に、視覚障害者の方の気持ちが少し理解できた気がします。非常に参考になる体験でした。

 こちらは善光寺経蔵で、1756(宝暦8)年築の国指定重要文化財。輪蔵、すなわち内部に廻転式の経棚をもつ建物です。

 善光寺にあった乳牛の善子さんと光子さん(乳牛親子像)。森永乳業の寄贈だそうです。

 こちらは1853(嘉永6)年築の鐘楼。長野オリンピックのときは、ここにある1667(寛文7)年鋳造の梵鐘が開会の合図を告げ、全世界にその響きを伝えました。

 山門と本堂。

 そして長野駅に戻ります。このまま真っ直ぐ家に帰るのか? いえいえ、そんなわけ無いじゃないですか(笑)。

 何と今度は、上田市へ。新幹線で約10分ですから、なんと速いことか。久しぶりに上田電鉄に乗車しました。前回訪問時と異なり、完全に東急1000系が主力車両になっていました。一気に現代的に・・・。

 下之郷駅で下車。ここで、東急時代とほぼ変わらぬ姿の編成と、新たに「自然と友だち2号」となった編成が出会います。

 この「自然と友だち」号は、長野県出身の画家である原田泰治さんによるデザイン。1号、2号の2編成がありますが、この2号は非常に格好良いですね。車両が新しいこともあって、とても経営難の地方ローカル私鉄の雰囲気ではなく、非常に頼もしい姿で素敵です。

 こちらは白を基調とした「自然と友だち1号」。個人的には2号の方が好きですが、もちろんこれも非常に爽やかで素晴らしいデザインです。是非とも、上田電鉄活性化のために存分にイメージアップ・広告塔として活躍してもらいたいものです。

 ちなみに、旧車両である7200系は車庫でお休みでした。
 というわけで、相変わらず放浪癖の直らない所長の長野・上田旅行でした。ちなみに、旅行から帰ってきた後で、こうやって成果をまとめておくことは、ここまで旅行に多く行っていると結構重要なこと。だんだん、数年前の旅行などは記憶が怪しくなってくることもあり、実はこのコーナー(PC内に保存してある2006年以前分も含めて)を見直して、「ああ、そうだった」と思い出すことも最近増えてきました。

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