2009年3月14日 鉄道博物館とニューシャトル


 弊サイトのZenigata所員が上京してくるというので、も強制的に呼び出し(笑)、今回のダイヤ改正で誕生したJR川越線の西大宮駅へ全員でGO! 大宮駅から乗った川越線の列車は「りんかい線」の70-000系でした。川越線を走るんだけど、あくまで前面路線名の表示は「埼京線」。

 駅の見学はとりあえず後回しにして、駅前にある「さいたま市」西区役所へ行き、25日まで開催中の「西くらしっく展」を見学。実はこの展覧会、弊サイトのdaikiti所員も写真協力しておりまして、多忙な撮影者に代わりまして我々が見学に行ってきた次第です。我らが裏辺研究所、色々なことをやっております(笑)。

 さて、西大宮駅へ戻り外観等を撮影。特に商業施設等が入るわけでもない小さな駅ですが、それにしては凝ったデザインの橋上駅で好感が持てます。なにしろ、昭和40年代から設置が要望されていたそうで、住民にとっては悲願の新駅。しかも、駅が出来る前に西区役所だけは駅予定地前に出来上がってしまい、非常に不便だったことでしょう。

 現在は区画整理中で、まだまだ空き地も多い駅前の様子。正面に見える家の奥が西区役所。公共施設は駅から近いのが一番。

 ホームの様子。相対式ホーム2面2線の構造で、10両編成の車両が停車するので非常に長く迫力があります。
 ・・・が、Zenigata所員が驚いておりましたが、JR川越線は単線。たしかに、10両という長編成が単線を走るというのは、言われてみれば不思議な光景です。なお、もちろん西大宮駅で行き違いが可能で既に行われていました。利用状況によっては、次のダイヤ改正から増発もあるかもしれませんね。

 ここまで来たのですから、続いて久しぶりに鉄道博物館へ。私は2007年の開館時に立て続けに2回訪問、は開館時に訪問したのみ、Zenigata所員は未訪問ということで、非常に堪能できました。開館したばっかりの頃と、ちょっと変わっていた点を中心に御紹介しましょう。まずは、EF58 89号機には、「はやぶさ」ヘッドマークが。廃止された寝台特急「はやぶさ」を意識したものでしょう、これは非常に素敵です。

 これは単純に私が初めて見ただけですが、ターンテーブルが回転。ご覧のとおり、多くの人の注目を集めています。また、大きな音で汽笛も3回鳴らしてくれ、とても迫力があります。

 485系特急「ひばり」。ヘッドマークの交換風景が変わっており、線路上から作業員、ホーム上から子供(いずれも等身大の人形)が無くなっています。また、2007年開館時にはヘッドマークは「あいづ」でした。

 200系新幹線は連結器を出した状態で展示。かつては、400系「つばさ」と連結して走行した姿が懐かしい。しかも、まさか200系よりも400系が先に全廃されることになろうとは・・・。400系引退の際には、おそらく鉄道博物館に入るでしょうから、並んで展示される日が来ることを祈っております。

 さて、そんな200系の連結器の様子。う〜ん、かなり凝ってますね!

 それからヒストリーゾーンの外に、183系・189系4両(旧幕張車両センターC4編成)の展示が追加。と言っても「ランチトレイン」、すなわち飲食スペースとしての展示であり、外観をじっくり堪能することは不可能。ちなみに、川越線の車内から見たところ、トレインマークは鉄道博物館オリジナルのものでした・・・。また、側面方向幕は「あずさ 新宿」「わかしお 安房鴨川」「さざなみ 千倉」「かいじ 甲府」でした。

 車内の様子。特急「あずさ」や中央ライナーで運転されていた頃が懐かしい。

 さて、ヒストリーゾーンに戻ります。続いてED75 775号機は「エルム」ヘッドマークを展示(反対側は「あけぼの」ヘッドマーク)。

 また2階の鉄道歴史年表もアップデートされているほか、JR東日本のE2系をベースにした、中国高速鉄道CRH2型電車の模型が展示されていました。台湾新幹線の700T型は日本でも大きく親しまれる一方、こっちは殆ど話題にならないですね。まあ、中国も日本との関係をPRしたがらないですから、当然の結果ではありますが・・・。

 ラーニングゾーンで展示されている103系京葉線カットモデル。子供はどこでも上ってしまうと見え(親も注意しないと見え)、前面が厳重に(?)保護されておりました。前面方向幕は「マリンドリーム 東京」。少々マニアックな表示ですね。以上、大きく目に付いた変更点としては、こんなところでしょうか。

 現在の姿を2階より撮影。ちなみに、2階のミュージアムショップでは、私がカバー写真と、本文写真の多くを担当した「鉄道博物館を楽しむ99の謎 (二見文庫) 」が大きく宣伝されて発売中。・・・それはいいのですが、今のデジカメの方が美しく撮れているので、写真の差し替えをして欲しい・・・(笑)。

 さて、現在開催中の企画展は「電車特急50年〜ビジネス特急「こだま」からJR特急まで〜」でした。凝った作りの入り口が特徴で、それから最近では全く見られなくなった特急「あずさ」トレインマークも見所です。なお、内部は撮影禁止でした。ちなみに、583系の3段寝台が展示されており、一見の価値があります。

 さて、何となくニューシャトルの完乗を達成したくなり、3人で乗り込みます。ちなみにこの車両、前面は「方向幕」ではなくサボ。

 ご覧のとおり、いわゆる新交通システム。しかも、東北・上越新幹線とほぼ同じ高さで走行するのが特徴です(上写真:鉄道博物館〜加茂宮)。また、丸山駅までは上下線が新幹線の高架を挟んで設置されています。ですので、写真右手に上り線ホームが見えます。

 沼南駅にて。このあたりで、東北新幹線、上越・長野新幹線が分岐を始めます。そして続く丸山駅で、ニューシャトルの上下線が合流し・・・なんと単線になります。

 そして、終点の内宿駅へ到着。

 吉田さんの「モハようございます」のせいで(笑)、最近はすっかり車止めの撮影を行うようになってしまったので、ここでも撮影。やはり、通常の鉄道とは異なる独特な形状をしていますね。

 よほどのことが無い限り、もう一度来ることはないと思うので、内宿駅の様子をしっかり撮影。上越新幹線の高架橋の下に改札口があります。また、改札には小規模ですが売店も完備。自動販売機も各種取り揃えており素晴らしい。

 改札口の様子。

 そしてこれが駅前の様子。ようやく家が沢山出来てきたような感じもあります。

 駅舎反対側、すなわちニューシャトルのホームが見える方。綺麗なトイレが設置されております。

 ニューシャトルの終わりは、何とも気持ちの良くバッサリと切られた形状。JR高崎線の桶川駅へ延伸した方がいいと思うのですが・・・。もっとも、写真手前側には寺の本堂があり、買収するとなると難しそうです。

 さて、夕飯をどこで食べようかという話になり、Zenigata所員が池袋未訪問であることを発見。ならば案内せねばなるまいと、所長の母校、そして4月からは「さくら電鉄」氏の母校にもなる、立教大学へ強制連行。そして・・・またも三脚を強奪し立教大学本館を撮影。やばい、夜景の撮影って面白いかも。三脚の購入を真剣に検討し始めました。
 ・・・で、池袋西口、東口双方を無駄に連れまわし、夕食食べて解散。お疲れ様でした〜。

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