2009年5月24日 京急ファミリー鉄道フェスタ2009と野毛山動物園


 と京急久里浜駅近くにある京急ファインテック久里浜事業所内にて開催された「京急ファミリー鉄道フェスタ2009」へ。まずは自宅のある藤沢駅を出て、大船駅でJR横須賀線に乗り換え。向かい側のホームにはE233系と209系500番台が。209系500番台は1編成しかありませんが、14日に引き続き、また出会うことに。
 ・・・な〜んて場合ではなく、猛烈な強雨に先が思いやられる状態。

 もっとも、小雨になって心に余裕の出た所長。逗子駅では横須賀線開業120周年ヘッドマークを付けたE217系を撮影。

 そして久里浜駅では209系訓練車を撮影。

 実は約10年ぶりに見たJR久里浜駅。実は、目の前が京急久里浜駅であることを、行く直前に知ったり・・・。京急とJRの駅では全然規模も駅前の雰囲気も違いますね。

 そしてと合流して「京急ファミリー鉄道フェスタ2009」会場へ。・・・突然、猛烈な雨がまたも所長たちを襲う。やむを得ず、いったん会場内で雨宿りをした後、雨が上がったので車両展示コーナーへ。こうやって、車両が整然と並んでいる姿は素晴らしいですね。

 どれも普段見かける馴染みの車両ばかりですが、やはり青い車両が2つ入っているのは良いアクセントに。

 そんな中、一際注目を集めていたのが、工場内での1500形前面方向幕&種別・運行番号の幕回しコーナー。エアポート快特「横浜」など、有り得ない組み合わせにファンたちは拍手喝さい。それよりも印象的だったのが、あまり京急の行先に詳しくない所長が「これがどのぐらい面白い表示なのか?」と解りかねている横で、この珍幕の面白さに興奮しあう若い女性の集団が・・・。
 時代は確実に変わってきているようで、実に素晴らしい。

 引き続き、オススメの野毛山動物園へ。京急日ノ出町駅から徒歩10分程度の場所にあり、規模はさほど大きくはなく、後日に職場の課長に話すと「まだあったんだ!」と驚かれる始末ですが、これが中々バカに出来ない内容。

 まず、さっそくレッサーパンダを至近距離で見られる上に、食事の風景まで”魅せて”くれたのには、所長のハートは完全に撃ち抜かれました。か、可愛いじゃないか・・・。そんなわけで、お昼に行くのがオススメですよ、皆様。

 鉄道ファンとしては、横浜市電1500形1518号が残されているのも見逃せないポイント。しかも、最近塗装がされたのか、えらく美しい状態で驚きました。

 車内に入ることも出来、こちらも文句無しの保存状態。スタッフの方々の整備に心から感謝します。

 野毛山動物園で面白いのが、カメに関する展示が非常に充実していること。こちらはエミスムツアシガメ。主にマレーシアやインドネシアの熱帯雨林に棲んでいます。やはり、こちらも食事中。

 こちらはインドホシガメ。このほか多数が展示されていましたので、そろそろ動物図鑑の更新と共に掲載します。

 そして野毛山動物園最大の見所は、なんとクジャクの放し飼い。普通、檻の向こう側でしか見る事の出来ないクジャクが、ここでは触れ合うことさえ出来るぐらい。しかも、一部はこのように白いクジャク!! これには驚きました。
 ド派手なカラーリング(?)のクジャクもいいですが、こちらの純白のクジャクも気品があって素敵ですね。

 こちら、ホッキョクグマに食われる寸前の所長。
 ・・・実際には、今の野毛山動物園にはホッキョクグマはおらず、こうした人形が、かつての飼育&展示場所に設置されているだけ。その代わり、このように中に入ることが出来て、動物の飼育室の雰囲気と、逆に動物たちの視線で動物園を見ることが出来るのが面白いものでした。

 引き続き京急で金沢文庫駅へ戻り、日本を代表する鉄道車両製造工場の1つである東急車輛へ。まさか、京急の線路の真横にあるとは思いませんでした。そしてグロッグフロッグさんオススメ、三線軌条です。標準軌、狭軌双方の車両の出場に対応しているわけでして・・・。

 標準軌の京浜急行ですが、東急車輛の工場から金沢八景駅〜神武寺駅までも三線軌条となっています。

 ちなみに東急車輛といえば、東急5200系デハ5201号を保存していますが、残念ながら外部からはこのぐらいの撮影が限界。「工場内撮影禁止」とデカデカと書いてありましたので、露骨に敷地内に近づいて撮影することも厳禁でした(この写真も、念のため道路を隔てて反対側から、新車が映らないようにズームで撮影したもの)。工場の一般公開という話も聞いたことがありませんので、よほどのことが無い限り、一般人がこの車両を撮影できるのは不可能でしょう。
 残念な話ではありますが、その代わり大事に後世に伝えてもらいたいものです。気が変わって途中でスクラップはやめてね。

 一方、金沢八景駅近くの京急の車庫には黄色い不思議な車両が。京急デチ15・16形電車というらしく、1000形の廃車発生品を流用した資材運搬用の事業用電動無蓋貨車だそうです。

 そして金沢八景駅へ向かうと、駅の裏手に茅葺屋根の民家が。4代将軍徳川家綱の頃に建立された円通寺の遺構で、その客殿とのこと。この辺り、横浜市が開発を考えているらしく、ゆったりとした風景が一変しそうです。ただ、横浜市の計画によるとこの建物は保存活用を行うと共に、周辺の雰囲気もできる限り保存を行う意向の模様です。

 この金沢八景駅周辺の開発を考える上で、新交通システムであるシーサイドラインの金沢八景駅が、京浜急行の金沢八景駅と離れたまま、長らく暫定開業状態になっているのは改善すべき問題の1つ。当時は区画整理の折り合いがつかなかったそうですが、今度は果たしてどうなることでしょうか。

 それから、この金沢八景駅近くには瀬戸神社というのがあり、社殿は1800(寛政12)年の建築。神社の創建自体も古く、源頼朝が現在の三島大社を勧請したのが始まりです。

 さて・・・真っ直ぐ京急で戻るのも鉄道ファンとしては微妙なので、ここはシーサイドラインに乗車します。個人的には20年ぶりぐらいに乗るはず。そしてやってきた車両の先頭は、1111という見事な車両番号でした。

 お客さんは少なく、先頭にかぶりついて色々と写真を撮影。遊園地のアトラクションみたいで、結構面白い(笑)。・・・なんて思っていたら、次第に乗客が増えてきて満員状態。末端部はともかく、JR根岸線と接続する新杉田駅に近づくにつれ、利用客は日中でもかなりいることが実感できました。

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