2010年1月23日 デハ702号が引退する銚子電鉄へ

○1月23日(土)


 本日は銚子電鉄デハ702号のさよなら運転が行われるとのこと。伊予鉄道から譲渡された車両の現状も見ておきたかったので出撃してまいりました。行きは中央本線〜京葉線〜外房線〜東金線〜総武本線のルートを選択。途中、京葉線の新木場駅で201系を撮影します。

 次の上り列車も201系。

 さらに次の下り列車も201系で・・・、このようなすれ違いシーンも見られました。

 ということで引き続きやってきた快速列車も201系。見事な3連発で、大満足。ではこの快速列車に乗って蘇我駅へ向かいます。

 蘇我駅では205系試作編成が待機中。

 乗ってきた201系をもう一回撮影。京葉線は全ての車両が順次、夏から置き換わっていく予定なので、しっかり記録しておきます。

 そして113系に乗車し、東金線に直通する列車で成東駅に到着。

 ここで総武本線の211系に乗り換え。東海道線ユーザーの私としては、211系にこの帯は見慣れていないので違和感も少々。とは言え、明るくていい雰囲気ですね。

 このエリアは単線のため、各所で反対方向から来る列車を待ち合わせます。干潟駅では東京駅へ向かう255系特急「しおさい」通過と待ち合わせがありました。

 ようやく銚子駅に到着。113系がいたので、やはり撮影しておきます。

 ここで目的の銚子電鉄に乗り換え。それにしても日野駅を出てから約3時間30分・・・結構ここまで遠かった・・・。
 何はともあれ、デハ1000形(1002号)に乗車します。漫画『鉄子の旅』の原作者である菊池直恵さん考案の特別塗装ですが、だいぶ汚れが目立ってまいりました。車内は数多くの鉄道ファンに、観光客に、さらには部活動の試合があるのでしょうか、地元の高校生の集団まで物凄い人数が乗車し、大混雑。1両はキツイ・・・。

 反対方向からやってくるデハ702+デハ801を迎え撃つべく、その場の思いつきで観音駅で下車し、デハ1002をを見送ります。

 そしてしばらくして、デハ702がやってまいりました。

 解りにくいですが、後ろにデハ801を従えた2両編成。観音駅に入線していきます。

 ちなみに観音駅は、観音と言う名前とは裏腹に、随分とヨーロピアンな駅舎です。

 そのまま徒歩で仲ノ町駅へ。銚子電鉄は入場券を買うと車庫見学が出来るため、今話題の車両をチェック。2両編成×2本を購入した伊予鉄道800系(京王電鉄2010系)は、既に1編成は塗装変更を終えたらしく仲ノ町駅には存在せず。そしてもう1編成の作業がスタート。伊予鉄カラーの剥離が始まっておりました。
 もと松山市民としては、ぜひ伊予鉄カラーをタップリ堪能したかったのですが・・・。少し遅かったようです。でもまあ、雰囲気は楽しめますね。

 一方、可愛らしいデキ3は黒色からツートンカラーに塗装変更。

 ・・・と、楽しんでいるとデハ801+デハ702がやってきました。早速デハ702に乗り込んでみましょう。

 車内は満員御礼のまま外川駅へ。人がだいぶ降りたところで、車内を撮影しておきます。

 外川駅に停車中のデハ702。ちなみに元をただせば、戦前に製造された近江鉄道モハ51形電車(モハ52号)。1978(昭和53)年より銚子電鉄で活躍してきた車両です。

 一方、反対側のデハ801。伊予鉄道100系が前身で、この車両は1985(昭和60)年に伊予鉄道で廃車された106号。

 こちらがデハ801の車内の様子。

 さて、外川駅には緑色の車両が・・・。そうです、既に塗装変更を完了した銚子電鉄2000系。京王電鉄時代の緑色1色に塗り替えられていました。形式番号の記入は無いようですが、これから付けられるのでしょうか。

 一方、反対側はこんな感じ。伊予鉄道時代に京王5000系風の運転台を取りつけたものですが、緑色1色の5000系は存在せず、非常に不思議な印象になりました。なんだか、JR西日本が進める地域カラーのイメージが沸いて来ますね。

 さて、折り返しの列車で犬吠駅で下車。

 銚子電鉄のイベントが開催され人が多いこの時期に、ドラマの撮影を実施中(*写真は撮影終了時に撮ったもの)。全然知らない俳優さんたちが出演していましたが、どこが制作しているのでしょうね。

 さて私の目当てはこちら。犬吠駅にはデハ501と、相模鉄道モニ2022の車体を活用した施設があるのですが、モニ2022の塗装が綺麗に整備されているのを発見。オリジナルの塗装でしょうが、ともあれ綺麗に整備されたことは素晴らしいことです。 (後に解体されましたが・・・)

 さらにデハ1002に乗車し西海鹿島(にしあしかじま)駅で下車。

 ここでデハ801+デハ702を迎え撃ちます。路線が短い上に、運転本数が意外と多いので、何度でも撮影できますね。

 続いて徒歩で笠上黒生(かさがみくろはえ)駅へ。

 駅舎内部は非常にレトロ。時刻表や運賃表にも味があります(しかも駅員配置駅で、時刻表は運転本数が多いので寂しくないですね)。また、かつて列車に取り付けられていた、ヘッドマーク兼行先表示も置かれていました。

 またまたデハ702+デハ801。仲ノ町へ戻ります。

 仲ノ町の車庫で待機中のデハ1001と、デハ701。

 仲ノ町13時46分発の電車からは、デハ801+デハ702+デハ701という、銚子電鉄では異例の3両編成で運転。

 外川駅へ向かう彼らを見送ります。ちなみにデハ701、デハ801も3月に引退とのこと。後継車両の2000系も十分にレトロな車両ですが、銚子電鉄にとってひとつの転換期になりますね。

 そして銚子駅に戻り、E257系500番台の特急「しおさい」、211系総武本線、211系成田線を撮影。

 ちなみに2005年11月に来たときには、このような風景。183系0番台が懐かしい・・・。

↑ PAGE TOP