2011年5月13日〜15日 岡山・大阪から桑名へ


続いて大阪環状線で天王寺駅へ。なにやら阪和線の103系がオレンジだったり、ウグイス色だったりと、カオスなことになっているそうで、もしかすると撮影できるかな・・・と思ってホームに行ってみると、本当にいました。オレンジ色+ウグイス色の混色編成です。しかし一体、どういう基準で車両の転配属を繰り返しているんだか。

食事をした後、阪堺電気軌道で堺市方面に向けて移動します。天王寺駅前から乗車するつもりが、工事の関係で阪堺電気軌道のホームへの行き方に迷ったり、異様に人の数が多くてウンザリしているうちに、面倒くさくなって阿倍野駅から乗車することに。

そしてモ351形に乗車して、住吉駅で下車。7年ぶりに阪堺電気軌道に乗りましたが、なんと申しますか、見事に昭和にタイムスリップしたような沿線の風景は飽きることがありません。これは次回に大阪に行くときは、阪堺電気に徹底的にこだわることにしましょう。


と、そこへモ501形505号がやってきました。余計な文字(?)は入っていますが、登場時の塗装を復活させたものです。

そして住吉大社を参拝。海の神である住吉三神(底筒男命、中筒男命、表筒男命)と息長足姫命(神功皇后)を祀っている神社で、境内の多くの建物は国の重要文化財という、古建築好きにはたまらん空間です。


大きな古木が数多くあり、また由緒ある大きな灯篭の数々も必見。今回は阪堺電気軌道の路線乗り換えのついでに少々立ち寄っただけでしたが、また改めて境内をじっくりと見てみたいと思います。

そして阪堺電気軌道に乗ろうとすると、モ501形502号の都電カラーに遭遇。

そして、乗車中にモ161形とすれ違い。未だにきちんとした形で撮影したことが無いので、いつかは走行風景を狙いたいものです。


妙国寺前で下車し、堺刃物伝統産業会館を見学。様々な包丁があることに一同で感嘆しました。展示スペースは小さいものでしたが、なかなか他では見ることのできない展示です。

そして、かつての紀州街道沿いを北に向かって歩くと、こんな古民家が。

さらに、少し路地に入ると立派な屋敷が見えてきます。こちらは1615(慶長20年)に起こった大坂夏の陣で市街地が全焼した直後に建てられ(1618年ごろの建築)、現存する数少ない江戸初期の町家である「山口家住宅」(国指定重要文化財)です。

かまどの数がこんなに!

古民家の魅力を存分に堪能させてくれる家で、よくこれだけ都市化が進んだ中で現存していたものだと感動です。しかも最近まで使っていたのだとか。

さらに北に向けて歩きます。古民家が数多く残っており、一見すると原形を失っているものでも修景すれば、かなりの町並みが形成されそうな感じ。

続いて堺鉄砲館で火縄銃の製造工程を勉強。火縄銃の打ち方は良く聞きますが、製造工程となると初めてで、非常に勉強になりました。

こちらは旧鉄砲鍛冶屋敷「井上邸」。現在のところ非公開ですが、現存唯一の江戸時代の鉄砲鍛冶職人の邸宅として非常に貴重なもの。公開に期待したいところですが、まずはお使いいただいているのが一番。これからも長く建物が残ることを期待して止みません。

そして南海電鉄の七道駅へ。ホームに上がると、広い空間にポツンとレンガ造りの建物が見えました。調べてみますと、ダイセル化学工業堺工場の跡地で、阪神高速大和川線の予定となったために殆どの建物が解体された中、これだけ残された模様。1910(明治43)年の建築です。

さらに調べると立派なレンガ工場群が建ち並んでいたようで、かつての姿と比べるとなんとも無残な感じ。すべて残すのはもちろん難しいですし、何も残されないで壊されていくレンガ工場群もありますから、これだけ残っただけでも御の字かもしれませんが、なんとも複雑な感じです。

さて、色々見学して大変目の保養になりました。続いて大阪市内へ戻ります。

コツメカワウソ。

ラッコ。

カピパラ。

オウサマペンギンとジェンツーペンギン。

・・・と可愛いものを中心にご紹介(笑)。肝心の魚ですが、水槽内が暗くて撮影は困難を極め、ロクな写真が撮影できませんでした。

3日目は名古屋に移動し、新しくなった名古屋市科学館に行こうとしますが、長蛇の列。入館2時間待ちという凄まじさで、途中で断念。方針を変えて、三重県桑名市に向かい、まずは六華苑を見ます。

二代目諸戸清六の邸宅として1913(大正2)年に完成したものです。

さらに、隣接する諸戸氏庭園を散策。こちらは初代諸戸清六の屋敷などが残る場所。

最後に桑名城跡を見学し、名古屋に戻ります。
私の旅行もだんだんグルメになってきましたが、今回も名古屋で味噌カツ、きしめん、手羽先、どて煮、焼きハマグリなど、延々と食べ続けるという状態。いやはや、幾ら太ったのだろう・・・。

皆様、本当にお疲れ様でした〜♪
そしてノープランで来ている水澄所員。なぜか我が家にやって来るという・・・。

↑ PAGE TOP