2013年2月11日 いすみ鉄道と成田線SLと銚子電鉄へ


3連休最終日の2月11日(祝日)。いすみ鉄道のキハ52形は、祝日だとヘッドマークを掲出しないで運転するため、昔から見られた日常的な光景が再現されることになります。さらに、国吉駅にキハ30形が搬入されましたので、並びを撮りたい!と考えました。

そしてこの3連休は、JR成田線でSL列車が銚子まで運転。さらに銚子と言えば、1000形が営団銀座線時代の姿になったり、2000形がクリーム色+赤帯の京王カラーになったりと、未撮影のネタもありました。 そこで、休日おでかけパスに少しプラスして、全部まとめて行ってしまえば良いじゃん!と企み、出撃するのでした。しかし、両方とも千葉県内とは言え、鉄道移動だと相当な時間が・・・。

さて、贅沢にも東京から千葉まで特急「しおさい」に乗車します。このまま終点の銚子に行ってしまいたいところですが、銚子にSLが先頭に立ってやってくるのは夕方なので、先に「いすみ鉄道」へ向かいます。

ところが、外房線は線路に異常が見つかったとのことで一時運転見合わせ。その後、ダイヤはズタボロになり、やむを得ず千葉で抑止を受けていた特急「新宿わかしお」に乗り継ぎ、運転再開後に巻き返しを図りますが、遅れは拡大する一方。

そして、いすみ鉄道乗換駅の大原駅に着く数分前に、いすみ鉄道の列車はダイヤどおり出発したため、予定の列車に乗れず。 ・・・本来であれば大多喜まで行って、キハ52形で折り返してこようと思ったのですが、希望は叶わず。そして約1時間、大原駅で待ちぼうけを喰らうことになりました。 ただし、おかげさまで新鋭「いすみ300形」に初めて乗車。

車内は木目調で非常に明るく、そしてモケットの色は国鉄風、さらに腹具合の悪い所長さん待望のトイレ付き!

いすみ鉄道沿線では、ゆるキャラではなくて、萌えキャラが頑張っているようです。

ところで、大原駅で待っている間に、こんな255系に遭遇しました。1両ごとに、沿線のゆるキャラがラッピングされています。既にいすみ鉄道ホームにいたため、絶好の撮影チャンスを逃してしまいました。

さて、いかにもなムード満点のいすみ鉄道に乗車。

そして国吉駅に近づきますと、いました!キハ52形とキハ30形です。いすみ300形の中から望遠で撮影しました。当初は、キハ52形で国吉駅に着いたときに、約10分の撮影タイムの中でキハ52形とキハ30形の並びを撮影しようと思っていたのですが、位置、角度の面から、意外と難しそうです。

とりあえず、いすみ300形が先に出発しますので、車両図鑑用に1枚撮影し・・・。

国吉駅の観光駅長が見送る中、キハ52形の脇を通る、いすみ300形を撮影。駅の人がいると、引き締まった感じがしますね。

キハ52形も単体でしっかりと撮影。やっぱり、ヘッドマークが無い方が普段らしくて良いですね。集客の面からは、何かついている方が話題になるとは思いますが・・・。

そして、キハ30形の脇に、まさにキハ52形が差し掛かったところで1枚。

並んだところでもう1枚。 ・・・良い!すっごく良い!自画自賛で済みませんが、もう最高です。これで隣にキハ28形がいれば、もはや狂喜乱舞状態ですが、ともあれ見事な国鉄時代。

キハ52形の反対側の顔には幌がついているんですね。これまた・・・素晴らしい。そして、この風景だと、あたかも複線の非電化区間を走行しているかのようです。

もちろん、キハ30形も単体で撮影します。

いすみ鉄道の社長様は、タラコ色に塗りなおして動態保存する構想のようですが、私個人の意見としては、このツートンカラーのほうが明るく、キハ52形にも合うので、このままにしておいて欲しいなと思います。 ともあれ、動態保存が実現するためにも、今後とも足しげく、いすみ鉄道に通いたいものです。

国吉駅といえば、少し先に「ポッポの丘」という施設があり、今や完全に鉄道博物館級の車両展示となっているのですが、土日祝日は国吉駅観光駅長による、無料送迎があるとか。これは、車を持っていない私のような人間には朗報です。

さて、この後の予定上、後続の普通列車で折り返します。やってきたのは、キハ52形風に新造した、最新鋭車両の、いすみ350形。想像以上のインパクトです。どう見てもキハ52形が、JR化後に地域ごとのオリジナルカラーに塗られたような感じ。

ジャニーズJr.の番組と期間限定でタイアップしており、車内には若い女性の姿も多く目立ち、企画は成功のようです。

大原駅ではキハ52形と並びます。

この風景も・・・凄い。将来、キハ52形がどうしても動けない状態になった場合でも、いすみ350形を国鉄色に塗り替えれば、被写体としては大きな問題は無く、撮影対象になりそうな感じです。

さて、相変わらず外房線のダイヤがズタボロの中、予定していた東金線の列車に乗車できず、千葉経由で総武本線の松岸駅、つまり銚子駅の隣駅に長時間移動。 松岸駅では、SLを今か今かと待つ多くの沿線住民の姿でにぎわっていました。

やって来ました!SLです。 それほどSLを追いかける趣味はありませんが、沿線で多くの人が手を振り、嬉しそうにしている姿を見ていますと、こちらも心が非常に和みまして、ああ、SLって良いものだなあと、素直にそう感じました。

最後尾にはDE10形が連結されています。これと旧型客車の組み合わせ自体も、非常にレトロですね。

そして銚子駅に到着して、209系成田線とSLとの並びを撮影。

さて、銚子電鉄に乗車して仲ノ町駅へ。乗車した2000形は、緑一色の京王カラーでした。

未撮影だった、営団銀座線塗装の1000形を撮影。営団時代の車両番号が前面に書かれているのも特徴です。

丸の内線カラーも撮影。

デキ3は再び黒くなって展示されていました。

そしてもう1つ、イオンの広告を外して、先ほどとは別の京王カラーにリバイバルされた2000形を撮影。この塗装って、同タイプの車両に塗られていたことがあったのでしたっけ?

銚子駅にて。反対側の先頭車は京王5000系!?と思いたくなる光景ですが、種車が違いますので・・・。 さて、もうちょっと銚子電鉄をガッツリと撮影したかったところですが、時間の都合上これで終了。移動時間ばかりでしたが、成果は上々だったといえるでしょう。

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