2014年1月18日〜19日 養老・樽見・近江鉄道&交通科学博物館


さて、翌日は一面の銀世界。雪が降るとは聞いていましたが、まさか積雪するとは思わず、彦根駅から彦根城も見えない状態。

ネオン所員、ゼニガタ所員と合流しますが、本来は久しぶりに(・・・というかメインで撮影するのは実質初めて?)近江鉄道をガッツリと撮影するぜ!と意気込んでいたところ、これでは厳しいです。

とりあえず彦根駅の自由通路から近江鉄道が実質的に保存している電気機関車群を撮影。

私鉄の電気機関車がこれだけ残存しているのは嬉しいですね。

100形初撮影!・・・ですが、この状態では・・・。

南口に降りて、西武鉄道の新101系を撮影。改造が終わる前に、原型での姿を記録しておきたかったのですが、この状態はお得なのか否か。ともあれ、この風景だけでは、とても近江鉄道とは思えません。秩父!?

最近まで2両が残っていた500系は、ついに1両に。しかも、近江鉄道グループの保育園「ほほえみ園」の施設として改造されています。 とは言え、なかなか格好いい姿になっていますねえ。

またまた近江鉄道の電気機関車たち。

他にも西武の新101系がいました。1両だけポツン・・・ということは、部品取り用ですかねえ。

こちらにも西武の新101系が。

全ての改造が終わる前に、もう一度撮影に行きたいですね。ところで、レールバス車両は解体されてしまったのですね。撮影できなかったのが残念です。

こちらは彦根駅南口。彦根城は北口なので来たことがありませんでしたが、随分と綺麗な建物でした。

さて、雪が若干おさまってきたので、当初予定にはありませんでしたが、彦根城へ。いつの間にやら4回目の訪問ですが、雪の日に来たのは初めてです。

彦根城表御殿(彦根城博物館)も雪化粧。おや、「ひこにゃん」が雪に埋もれてますね。お勤めご苦労様です。

いやあ美しい。雪化粧の彦根城に来たのは大正解でした。

流石に山上へ登るのは怖いものがあるので、玄宮園へ。

ギャー・・・・!!!

庭園と彦根城天守閣という美しい組み合わせを撮影に来たのですが、突如雪が激しく降りだし、風も強くなってきました。さらに、ゼニちゃんから「所長、何という酷い思い付きを・・・」という恨みのオーラが伝わってきました。 もはや進むも地獄、引くも地獄。

・・・が、しかし。10分程度待ったところ、こんな風景に。待ったかいがあったというものです。何かを得るためには、何かを犠牲にしなければなりません。

ちなみに晴れているときの風景。



もう少しで完全に無駄足になるところでした。危ない、危ない・・・。

こうして彦根城を撤収しますが、まだ雪が強く降ってくるようになり、彦根城までの道のりは、対策ゼロの我々には非常に苦難の道でした。

いやはや、こうなるとは全く思いませんでしたね〜。

彦根城を撮影したあとは、再び近江鉄道へ。今度は雪も収まり、車庫が非常に美しい状態になっていました。

JRで僅か14分である彦根〜近江八幡間を、近江鉄道で1時間以上かけて走破するという、贅沢な時間の使い方をします。ただ、列車まで時間があったので、ネオン所員の提案で1デイスマイルチケットを購入し、一旦逆方向へ。 乗車したのは、西武新101系を改造してデビューした900形でした。

車端部に西武時代には無かった、ボックスシートが装備されたのが特徴ですが、他にバリアフリー対応で手すり等が黄色くなった以外、昔のまま。正直、近江鉄道の従来車両から何か特別、新しくなった感じがしないのが勿体無いです。

さて、隣駅の鳥居本駅で下車。むむ、また雪が・・・!

以前から気になっていた鳥居本駅。1931(昭和6)年に開業した当時のままの、洋風建築です。こういう駅が現存しているのは嬉しいですね〜。

センター試験真っ最中。こういう応援メッセージは、ほんのり胸が温かくなりますね。

駅から南へ、僅かに歩いたところが中山道の鳥居本宿。こちら、1831(天保3)年創業の合羽所「木綿屋」。

こちらは本陣跡の「寺村家」。1925(昭和10)年頃に、ヴォーリズによる洋館に改築されています。

本陣の門が倉庫に転用されて現存しています・・・とあったので、はて?と思いましたら、なるほど門扉が転用されているのですね。

このほかにも見所があるようですが、あくまで次の列車までの合間に来ただけなので、早々に駅に戻ります。

折り返しも900形。

彦根駅でしばらく停車しますが、反対方向の車両は700系「あかね号」。双方、1編成しかいない車両が、見事に並びました!!

また、800系「いしだみつにゃん&しまさこにゃん号」もいました。こんなキャラクターがいたとは・・・。

高宮駅では多賀線が分岐しており、乗換えを行う乗客の靴の跡が印象的。

220形を撮影。近江鉄道彦根工場が、様々な部品を調達して「製造」した、現場の底力のような車両です。

八日市駅で乗り換えます。綺麗な駅舎ですね〜。

800系がいました。

今度はパトカーで護送されます。・・・ではなく、800系882編成「パトカー電車」に乗車します。

車内はAKB48で近江八幡市出身の田名部生来さんの警察コスプレと、交通安全 あなたのハートにロックオンという、意味が解るような、解らないような、微妙なスローガンがあちこちに貼られています。 ロックオンというのは、スピードを少しでもオーバーすると警察に検挙されますよ、という宣言ですかね。

新八日市駅はすばらしい駅舎ですね。八日市線の前身である湖南鉄道の本社屋だそうで、1913(大正2)年の建築。これは機会を改めで、撮影に行かねばなりますまい。

さて、近江八幡駅に到着。まだ雪が降っていますねえ。

近江八幡駅では、ようやくJRに乗り換え。当初は近江八幡を観光するプランでしたが、どうせこの天気なので、京都へ向かいます。

さて、京都駅で鐡さんと合流。そんな中、ついに全国でもラスト1編成となった、113系のオール湘南色に出会います。だいぶ色あせていますが、あとどれぐらい見ることができるでしょうか。やはり、あの見苦しい抹茶一色は勘弁して欲しいです。

さて、奈良線でラッピング列車が誕生したそうで、そんなに簡単に出会えるわけが無いのですが、軽い気持ちで向かったところ・・・なんと、スカイブルーの103系でした。

ここは阪和線ではありません。あくまで、京都駅です。

さらに、次の列車は本当にラッピング列車でした。奈良が世界遺産に登録されて15周年を迎えたことを記念したもの。

編成単体でも撮影。

さらに、10分程度遅れて寝台特急「トワイライトエクスプレス」が入線。ヘッドマークが真っ白ですね。

さらに、何と言う偶然でしょう。トワイライトエクスプレスの上下列車が、この遅れのために京都駅で並びました。今度は、どこかですれ違いを撮影してみたいものですね。

そして食事をして戻ってくると、今度は湖西線の113系がカフェオレ+湘南色でした。 ここで自宅に戻るゼニガタ所員とお別れ。引き続いて、大阪へ向かいます。

所長一行、今度は大阪へ。途中、吹田総合車両所を眺めると183系が! まだ解体されずに生き残っていたのですね。183系としてでも、改造前の485系としてでも、どちらでも構わないので、ぜひ1両ぐらい京都鉄道博物館で展示してほしいものです。ボンネット先頭車も好きですが、私の場合はこれを見て育った世代なので・・・。

さて、先日とあるテレビ局から「大阪駅の大屋根を強調した写真は無いですか?」と打診をいただき、一応送付するには送付したのですが、「おお、スゲェ」と感じられるような写真を撮っていなかったので、色々試してみることに。

私の写真の腕が悪いのを棚に挙げて申し訳ないですが、規模の割には迫力が出ない構造の気がします。やはり、雨が吹き込むために結局残ってしまったホーム屋根と、それを支える柱の多さがネックです。

これなんか、どうでしょ。

さて、381系特急「こうのとり」も記録しておきます。これも北陸新幹線開業後の681系の動向によっては先行きが気になるところですから、早めの記録が肝心です。

大阪環状線に乗車し、弁天町駅へ。103系でした。205系も続々と引退する首都圏と比べ、凄い話です。ただし大阪環状線の103系は大幅にリニューアルされているので、車内は快適。

さて、交通科学博物館に到着。2006年7月8日に訪問して以来で、気がつけば7年半程度経過していました。この前行ったばかりだと思って訪問していなかったら、月日が流れるのは早い・・・。

そうしたら、展示内容も意外と覚えていませんでした。こちらは「昔の駅」という設定で再現したもの。

果たして京都鉄道博物館に引き継がれるか?151系モックアップです。 ・・・ご覧の通りの、大人気。

同じく京都鉄道博物館に引き継がれるか?の101系モックアップ。

戦前のポスター。飛行機も、軍艦も、弾丸も、石炭からだ!たのむぞ石炭 ・・・と威勢よく宣言していた国は・・・。

戦後初の特急が「へいわ」で、すっかり反省しておりました。

急行列車のサボコレクション。以前にこれを見たときは、縁の無い列車ばかりだったので、さほどの感慨は無かったのですが、ひょん君さんの昔の写真を大量編集していると、自然と愛着が・・・。

おなじみ0系新幹線。せっかく4両編成で保存していても、この状態では編成美を楽しめなかったのですが、京都鉄道博物館では期待できそうですね。

鉄道以外にも様々な交通関係の展示があり、一部は交通博物館(現・鉄道博物館)から貸与されていますが、今後はどうなるでしょうか。

サンフランシスコ市のケーブルカーも展示が継続されるか、気になりますね。

特別展示では、こんな車両の模型が・・・。コンコルドに影響を受けたものと思われますが、下はともかく、上はユニークな形状ですね。

ぴかぴかの状態のDF50とDD13。これらは京都鉄道博物館に引き継がれるのは間違いなさそうです。良かった。

さて、221系のモックアップを使用した運転シミュレータ。すっかり忘れていましたが、JR東日本の中央本線(三鷹〜西八王子)の90年代の映像でした。 三鷹電車区の黄色い201系!懐かしい!!

武蔵境駅も高架化の「こ」の字も無い状態。

東小金井駅はこんな状態でしたね〜。

武蔵小金井駅!!

武蔵小金井電車区。当たり前ですが201系だらけ。

立川駅では、南武線のEF64が。また、グランデュオもエキュートも無い状態ですから、非常にスッキリしています。

豊田電車区では武蔵野線の103系もいました。

すっかり運転シミュレータの映像の懐かしさに感極まっておりますと、ようやく屋外展示場から人がいなくなり、スッキリとした写真が撮影出来ました。キハ81形が素敵ですねえ。

改めて訪問すると、狭いスペースに非常に多くの展示をギッシリと詰め込んだ感じで、模型を1つ1つ見ておりますと、相当な時間が経過しました。私鉄に関する展示や飛行機や船舶に関する展示も多く、楽しかったです♪

弁天町駅と交通科学博物館を撮影。閉館後は再開発されるでしょうから、この風景も間もなく見納めですね。

ここでネオン所員たちとお別れし、私は新大阪駅へ、その前に、弁天町駅で201系を撮影し、先ほどの映像ですっかり懐かしくなった201系のエキスを注入。

夜の大阪駅。

東海道新幹線で帰ります。N700系だらけで、快適にはなりましたが、若干面白みには欠けるように。ただし、既存のN700系のN700A系化改造が進められているので、0番台の形式写真は速めに記録しなければ・・・ということで、全車両撮影しておきました。 さて、今回の旅行も大変充実したものになりました。これまでの旅行は、とうとう名所旧跡もかなり制覇し、消え行く国鉄車両の追いかけが多かったですが(最近は温泉も多いですけど)、今年は数多く残る未乗車の路線を制覇していきたいですね。

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