2014年3月21日〜24日 岡山・香川・徳島から京阪石山坂本線へ


この日はJR徳島駅前からスタート。実に素晴らしい天気です。徳島市に来たのは、2009年8月に台風真っ只中に突撃し、無理やり徳島城を散策して以来2回目ですが、今度は好転に恵まれました。

そもそも徳島県内で撮り鉄するのも2回目ですので、他のスタッフには悪いと思いつつ、ちょっと撮り鉄・・・。とは言え、他に行きたいところもあるので、手短に済ませるしかないなあと思っていましたら。 まずはキハ185系特急「剣山」。

キハ185系特急「うずしお」。

キハ185系特急「むろと」・・・というわけで、3本のキハ185系特急を立て続けにゲット。まあ、営業運転の姿ではなく、構内で入換えをしていただけなのですが、これは有難い限りでした。

また、1200形「徳島ヴォルティス」ラッピング車も撮影。今年からJ1でプレイとのことで、これは四国のサッカーチームとしても初。ぜひ頑張ってもらいたいものです。

さて、徳島駅に隣接する徳島城も散策。徳島城は、豊臣秀吉の四国征伐に勲功のあった蜂須賀家政(秀吉の腹心として有名な蜂須賀正勝の子)が築城したもので、明治維新まで蜂須賀家の領有するところとなりました。

城の北側では桜が満開でした。ハチスカザクラという品種だそうで、早咲きだそうです。所員4人での花見は格別で、良い思い出になりました。

続いて徳島市の北にある藍住町へ行き、勝瑞城跡を散策します。こちらは、鎌倉時代から室町時代まで、阿波国の中心であった場所です。戦国時代は三好氏の領有し、ゲーム「信長の野望」ではお馴染みの城ですね。

最後は土佐の戦国大名、長宗我部元親によって落城し、破却。かつての阿波の中心地も、今は田んぼや住宅が広がる状況ですが、長宗我部氏の侵攻に対応するために、詰めの城として拡張された部分の本丸に、三好氏の菩提寺、見性寺が残っており、ご覧のように堀の一部も残存しています。

さて、徳島県内で一度見ておきたかったのが、脇町の「うだつの町並み」。まずは町並みの裏手に整備されている駐車場に車を止め、メインストリートの裏側へ。こちらは、河川を行き来していた船着場の跡だそうです。

散策を開始する前に、まずは腹ごしらえ。阿波地鶏を使った丼ですが、味付けが程よい濃さで、もちろん鶏肉の旨みが口の中に広がる、絶品でございました。

さて、古い町並みの散策を開始します。脇町は江戸時代から明治初期にかけて、阿波藍の集散地として栄えた場所です。

建物の特徴は、2階の屋根の両端にしっくい塗りの「うだつ」があること。また、2階の窓は防火に重点をおいた「虫籠窓」となっています。

ということで、「うだつ」をPRしているのが特徴。思ったほど観光客がいなかったのは、散策する方としては写真が撮りやすいですが・・・。

クランク上に道が曲がっていますが、そこに井戸がありました。ちなみに、水はその脇に設置してあるポンプのレバーを上下すると、蛇口から水が出てきます。

古い町並みを抜け、小川を渡るとオデオン座というハイカラな建物が。

1934(昭和9)年に建てられたもので、回り舞台、奈落などを備えた本格的な芝居小屋です。戦後は映画上映の場ともなっていましたが、映画の斜陽と老朽化で解体が検討。そこへ、山田洋次監督の松竹映画「虹をつかむ男」のロケ舞台になったことから、創建時の姿に復元して保存されることになりました。 ちなみにこの日は、カラオケに使用されていました。使用者が歌っている間にも、一般の人も内部を見ることができますが、この日は夫が歌い、妻が2階で拍手という利用者2名の構図。さらに、機械を操作する人は別に2名程度いらっしゃいました。 何と豪華なカラオケ・・・。

脇町を散策した後、水澄所員が運転する車は大歩危(おおぼけ)という渓谷に入ります。雄大な自然景観・・・と思いきや、JR土讃線や商業施設などの構造物が張り出しており、意外と人工物にあふれた景観です。

たまたま土讃線の列車が通過していったので撮影。

さらに車は奥へ進み、徳島県三好市西祖谷山村善徳にある「祖谷(いや)のかずら橋」を見に行きます。最近建てられたと思われる大きな土産物屋と広い駐車場を経由し、「かずら橋」を見に行きます。

ぜひ一度見てみたかった風景で、こちらは期待に違わぬ素晴らしいもの。大歩危もこんな感じを想像していたのですが。

もちろん4人で渡ります。さすが、3連休ということもあって多くの人が続々と渡りますが、怖い怖いとキャーキャー叫ぶ声も。これだけの人が渡っているのですから、そこまで怖いものではないと思うのですが・・・。

このぐらいの隙間がありますけど、足を踏み外して落下するほどではありません。とは言え、何事も過信は禁物ですので、慎重には進みます。ともあれ、楽しかった!

渡り終えた記念にもう一枚、写真を撮影しておきます。

馬藤所員はこの日で一足先に神奈川県に戻るため、大歩危駅で見送ります。もちろん、その間に撮り鉄も少々。大歩危駅に入線する2000系特急「南風」「しまんと」をゲットしました。

後ろ2両が特急「しまんと」です。 さて、残る3人はホテルかずら橋に宿泊。美味しい郷土料理と温泉を堪能し、充実した1日を過ごしましたとさ。


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