2014年10月11日・12日 岐阜・広島・徳山経由で台風迫り来る九州へ!


この日は下関駅からスタート。本来であれば、九州北部を適当に撮影しながら周り、翌日にkajibooh所員、リン所員と熊本から大分へ撮り鉄していく予定でしたが、台風が迫り来る中、泣く泣く予定を大幅変更。 その代わり、有難いことに都合の付いたkajibooh所員と本日は大分方面へ向かうことになりました。 さて、JR下関駅は2006(平成18)年1月に放火されて駅舎が焼失して以降、仮復旧していた状態でしたが、2014(平成26)年3月16日に駅ビルがJR西日本グループによって誕生。面目を一新しております。 薄暗かった高架下もスーパーが入居しており、利便性は非常に高いです。


ホームへ行くと、広島色+首都圏色のキハ47形が停車中。

また、JR九州の415系が仲良く停車中。さっさと九州へ行くべきところ、1本列車を見送り、もう少し下関駅で撮り鉄します。

しばらくすると、EH500形が単機で通過。

続いて、黄色い115系が構内入換を開始。

・・・乗ってみたくなるようなデザインではないですねえ。

こちらの塗装の方が綺麗ですね。

さて、下関駅を発車。途中、運用開始前キハ47形「みすゞ潮彩」を無理やり撮影。未だにマトモに乗ったことも撮影したこともなく、本来であれば今日撮影する予定だったのですが、この後の行程上カットします。また機会を見つけて撮らねば。

そして小倉駅に着いたところ、787系「黒田官兵衛」ラッピング車がいたので、撮影に向かったところ目の前で発車!どうやら、下関駅で1本後の列車に乗らなければよかったようです。む・・・無念ッ!

ここから時間短縮のため、新幹線でワープ!博多駅に到着すると、800系「さくら」と500系「こだま」が並んでいたので撮影します。どちらも素晴らしい新幹線。

さらに500系は「カンセンジャー」ラッピングでした。初撮影です。

そして博多駅筑紫口の「いつもの」場所でkajibooh所員と合流し、一路、大分県玖珠町へ向かうのでした。

博多駅でkajibooh所員の車に乗り込んだ所長&馬藤所員は、大分県玖珠町にある陸上自衛隊玖珠駐屯地へ。この日は毎年恒例の一般公開(玖珠駐屯地開設記念行事)が行われ、通常であれば観閲行進などがあるため、「それはぜひ見たい!」と向かったのですが、台風接近に伴い、物販以外すべて中止とのこと。 やむを得ない事態ですが、それでも収穫がなかったわけではありません。 玖珠駐屯地には3両の戦車が保存されており、まず上写真はM4中戦車「シャーマン」。ここで見られるとは・・・!

こちらは61式戦車。

さらに、M24チャーフィー軽戦車まで保存されていました。

チャーフィーにはこのようなイラストが描かれています。

また、61式、74式、90式戦車の戦車砲や・・・。

M4A3中戦車のエンジンや・・・。

ヘリも展示されており、中々の見応えでございました。

さて、予定より早く見学が終わったなら終ったで、別の行動に移行します。

玖珠駐屯地を後にした我々は、最寄り駅である豊後森駅へ。2013(平成25)年に水戸岡鋭冶氏の手によってリニューアルが行われ、古い外観はそのままに、美しい姿になっておりました。

こういう改修手法は、やはり流石だと言わざるを得ません。大規模に改修するわけでもないのに、行ってみたくなるデザインになるのが素晴らしい。

そして我々は続いて、豊後森機関庫へ。国の登録有形文化財、近代化産業遺産に登録され、その価値がようやく認められつつありますが、現段階では廃墟のような状態・・・。せめて割れたガラスは元通りにならないでしょうか。 ちなみに、間もなく福岡県志免町で保存されていた9600形蒸気機関車が移設されますので、古き良き時代の姿の一部が再現されそうです。


そして、そのまま特急「ゆふいんの森」を撮影。

さらに南由布駅へ移動し、2種類のキハ200系を撮影。デザインは左側の方が秀逸と思いますが、右側の方が行先は見やすいですね。

もう1本、キハ200系を撮影し・・・。

豪華寝台列車「ななつ星in九州」を初撮影。既にホームページでは掲載済ですが、南由布駅ではしばらく運転停車するため、客車を1両ずつ撮影しました。

水戸岡デザインの列車の並び。普通列車もインパクトありますね。

そして、最後尾を後追いで撮影しようとしたところ、まさか線路敷で狙う大人がいるとは思わなかった。まあ、単線ですから対向列車は来ないですけど、とても推奨できる行為ではないので、止めていただきたいと思います。

ななつ星はこの後、由布院駅で長時間停車しますので、駅の反対側から客車を狙ってみました。編成全ては入りませんが、線路がカーブしているので客車の側面もそこそこ入ります。

駅の写真も撮影しておきます。観光地として名高い由布院(湯布院)ですが、そもそも私がこの辺りに来たのが初めて。そのうちじっくりと宿泊してみたいと思います。

大分県から離脱した所長一行は、私のワガママで甘木鉄道へ。何度かkajibooh所員は撮影されていますが、最近の甘木鉄道は国鉄色風の車両など様々な塗装が誕生しており、特に国鉄色風はぜひ撮影したい! ・・・ということで、手っ取り早く終点の甘木駅に行ってみたところ狙い通り。

本来の甘木鉄道標準色を挟んで。

こちらも甘木鉄道標準色。

そして国鉄色ツートンカラー。うむ、全然違和感がありませんね。

こちらは驚きの国鉄急行色。いささか広告が目立ちますが、これは凄い。

こちらもツートンカラーですが、国鉄では存在しなかった緑色の濃淡カラー。このほか、青を基調としたツートンカラーもいるのですが、こちらは運用中のようで、今回の撮影は断念しました。

続いて福岡県太宰府市へ。久しぶりに大宰府政庁跡を撮影します。 ここにはかつて、朝廷における西の一大支配拠点が形成されていたわけですが、今は礎石が平面展示されているのみ。

何でもかんでも復元することが正しいとは思いませんが、夢としては大宰府政庁の栄華が少しでも再現されれば・・・と願っています。

ちなみに九州国立博物館では大宰府政庁南門の復元模型が展示されています。

それから、西日本鉄道の8000形ラッピング列車「旅人」を太宰府駅近くで撮影。まあ、付近の撮影ポイントを何も調べず来たので、編成全てを収めて撮影できる場所は発見できず。

側面も撮影しておきます。

太宰府の名所が美しく描かれていますね。

太宰府駅はこのような構造のため、駅で編成写真を撮る・・・というのも無理。

先ほどと反対側で後追い撮影してみましたが、それでもこの程度。

続いて太宰府天満宮へ参拝。

楼門は以前にはなかった大きな装飾が施されていました。

以前はこうだったはずなのですが・・・。期間限定でしょうか?ちなみに、この楼門は1914(大正3)年に建築されたものです。

立派な本殿は1591(天正19)年に小早川隆景が造影させたもので、国の重要文化財に指定されています。

さらに、kajibooh所員の案内で、水城(みずき)を高台から撮影します。7世紀中期に、白村江の戦いで唐・新羅連合軍に敗北した朝廷が、太宰府の防衛のために造らせた土塁と堀から成る防御施設です。

今では木に覆われていますが、かつてはこのような姿であったようです。

ちなみに個人的に、水城は2000(平成12)年に太宰府天満宮と共に見て以来、何度も見たり撮影したりしているのですが、イマイチ雰囲気が分かり難い写真を乱発してばかりでしたが今回、ようやく満足できる写真が撮影出来ました。 kajiboohさん、有難うございました! そして、近くでラーメンを食べて解散。

飛行機で帰ることも考えましたが、たまには新幹線で帰ろうと考え、博多駅から新横浜駅まで乗車。ひたすらゲームをしていたので、さほどの苦にはならずに移動出来ました。 しかし、旅行が2日間に短縮せざるを得なかったので、西鉄313形旧塗装や熊本周辺で狙っていた車両群は全てお預け。また年内に九州に行きたいものです。

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