2015年2月6日〜8日 タンチョウ、雪まつりほか冬の北海道・東北放浪記


さて、なんと6時14分青森発の津軽線で奥内駅へ。次の列車が8時5分であるため、津軽線で撮影したければこれで進軍するしかありません。 まずはEH500形による貨物列車が入線。

反対からもEH500形・・・。

続いて青森行きの701系。

さらにEH500形による貨物列車。

そしてお目当てのED79形による貨物列車がやって来ました。これを撮影することが、ここでの最大の目的でした。以前にデューク所員と津軽線に行った時は、予定時刻に来ないので諦めたところを通過・・・。 701系と絡めてみたので、津軽線らしさが出たと個人的に思っています。一応、8時5分青森発の津軽線でも撮影できそうですね。

それから間もなく、485系3000番台による特急「白鳥」が通過。

後追いでも撮影しておきます。

さらにもう一本、ED79形の運用があるとリン所員からの事前情報で待っていたところ、なんとEH800形による運用に変わっていました。若干残念ではありますが、初撮影ですし、EH800形が美麗なうちに記録出来たのは良かったかも。 ・・・ところで、さっきのED79形もこの構図で撮影すれば良かったかなと若干の後悔。701系との組合せも悪くはないのですが。

さらに、789系特急「スーパー白鳥」も撮影しておきます。ということで8時台周辺は結構忙しいです。

ところで奥内駅のきっぷ運賃表。てっきり津軽線と奥羽本線の組合せかと思いきや、かつての東北本線である青い森鉄道線が掲載されていました。おそらく旅客の流れがそうなのだと思いますが、まさかJR線が省略されるとは。 ところで、初乗り運賃が加算されることもあって青い森鉄道線の運賃高いですねえ・・・。新幹線は便利ですが、地元の第三セクターへ分離される在来線の運賃が跳ね上がるのは喜べないです。

さて、津軽線で青森駅に戻ろうとすると、途中の青森車両センターで211系を発見。高崎線などで活躍していた車両が、こんなところにいます。

それだけでなく、常磐線で活躍した651系もいました。車両の前は雪で塞がれており、屋根の上も雪で大変なことになっています。211系は引き続き長野地区で運用するべく、転用改造が続くのでしょうが、651系は大半の車両が特急「草津」「あかぎ」へ転用が終了しており、ここにいる編成はどうするのやら。

さて、青森駅に戻るとE751系による特急「つがる」が停車中。こちらは秋田への出発を待つ特急ですが・・・。

さらに秋田からも特急「つがる」が入線してきました。ちなみに、春節ということもあって、ここでも中華圏の人々の声もちらほら。乗っていただき、特急の維持につながってくれれば、これほど頼もしいことはありません。 日本人も、もっと鉄道で旅行しましょうよ。 私はさすがに異常としても。

さて、以前にデューク所員とやって来て、あまりのネタの美味しさに感動した古川市場(青森魚菜センター本店)。

魚市場なのですが、各店が刺身を中心とした自慢の品々を1皿100円程度で提供。事前に1000円分のチケット(10チケット)を購入し、丼の上に、いろいろな店から集めたネタを載せていきます。

今回はこんな感じで作りました。ネタが大きい!そして、いずれも脂がすごくのっており、大変な美味です。

ちなみに2012年に行った時はこんな感じ。ああ、思い出すだけでヨダレが止まりません。これで御飯を含めて1000円とは思えず。

それから今回、青森駅前の再開発ビルとして全国的に有名なアウガを少しだけ見てきました。コンパクトシティ構想を掲げた青森市肝いりの施設で、中心市街地活性化の手本として注目されましたが、残念ながら経営状態は厳しいようです。

ちなみに近代的なビルとは裏腹に、地下1階はこんな市場になっています。開発される前にあった「駅前市場(市場団地)」がそのまんま再現されたような感じだそうで、こっちも面白そうですね。 ・・・と、浮気しておりましたら、青い森鉄道の最新鋭車両である青い森703系を目の前で撮影しそこねるという失態。ガーン。

続いて新青森駅へ。特急「スーパー白鳥」に出会いますと、先頭2両が785系でした。

何と言っても、こちらのゲテモノ顔(?)がたまらないです。

さらに、ほとんど続行で特急「つがる」が来るというので狙ってみたところ、車両変更のアナウンスとともに485系やって来ました。

もしかすると、ジョイフルトレイン以外では最も長く活躍する485系になるかもしれませんね・・・。

さて、東北新幹線「はやぶさ」に乗車して盛岡へ。ここで「やまびこ」に乗り換えるのですが、しばらく時間があったので新幹線を眺めることに。

E5系「はやぶさ」。

E6系秋田新幹線「こまち」・・・ということで、盛岡駅で併結作業が行われます。毎日何度も見られる光景ですが、ご覧のとおりの人気。E6系は先頭車のデザインが秀逸ですよねえ。

一方、先代の秋田新幹線車両であるE3系も実は活躍を続けており、東北新幹線「やまびこ」の増結車両として入線してきました。結局、盛岡〜秋田間を走行しなくなっただけなんですね。

それにしても、珍しかったE5系もあっという間に大増殖。

こちらもインパクトのある配色ですね。

さて、「やまびこ」で発車・・・と窓の外を見ると「はやぶさ」「こまち」320km運転との宣伝。なにか足りない文字があるようです。ちなみに盛岡から320kmの距離だと、郡山と新白河の中間地点ぐらいです。残念ながら、新幹線で東京へ行けないことが判明しました。

さて、古川駅で新幹線を降車し、今度は陸羽東線で小牛田駅へ向かいます。

古川駅前には、どこかで見たことのあるけど、微妙に名前の違うホテルが鎮座しています。元々は東横インと開業したものだそうですが、2012年12月1日から東横インと運営者が合意の上で変わったのだとか。

さて、小牛田駅では石巻線へ乗り換えますが、DE10形による石巻線の貨物列車を発見!いつか撮影しに行きたいと思っていましたが、あっという間に叶ってしまいました。

さらに、5月開業の仙石東北ラインで使用されるHB−E210系もゲット。営業運転開始後は珍しくなくなると思いますが、早く撮影できる事自体は嬉しいですね。

折角なので、東北本線の701系も撮影しておきました。

さて、石巻線に乗車。途中の涌谷駅で石巻からの列車と交換するのですが、何やら独特な色の車両が見えたので、ちょっと降りて撮影してみると、石ノ森章太郎作品を描いた「マンガッタンライナー」でした。

これも何かのタイミングで石巻線に張り付いて撮影しておかねば・・・と思っていたので、まさか簡単にゲットできるとは思わずラッキーです。

それでは、置いてかれる前に列車に戻ります。

我々の乗った列車は石巻駅に到着。実は4両編成で、なかなかの迫力。お客さんは少なかったのですが・・・。

女川方はカーブしており、入選してくる列車を綺麗に撮影することが出来ます。この色も綺麗でいいですねえ。

さて、ここから仙石線に乗り換えますが、石巻に来たことがないゼニガタ所員のために、大急ぎで駅舎の写真をゲット。

駅前には、さくら野百貨店石巻店跡を活用した石巻市役所があります。1階部分がスーパーなどの複合商業施設エスタとなっており、利便性は抜群。鉄道やバス路線が集積する場所に公共施設があることは大切ですね。

さて、駅に戻りましょう。発車案内では仙石線が「矢本」、石巻線が「浦宿」となっていますが、東日本大震災で路線が寸断されていることに伴うもの。しかし、いよいよ復旧工事が完了し、あと少しでそれぞれ「仙台」「女川」に戻る見込みです。

さて、鉄道ファンとして注目すべきは現在の石巻線。現在使用されている車両は、陸羽東線から応援にやってきているキハ110系気動車。

本来は205系通勤形電車が石巻線の主なのですが、震災後は設備の問題で気動車の使用を余儀なくされています。とは言え、この姿も5月の全線復旧まで。ということで、仙石線のキハ110系を撮影できるのは今だけなので、行程に組み込んだ次第です。

それでは、矢本駅に向けて出発。

それほど距離が長くないので、あっという間に矢本駅に到着しました。ここから被災区間のため、列車代行バスに乗車します。

雨が降ってきたので写真が取りにくい事この上ないですが、バスの車内から仙石線の新線区間が見えました。海岸の旧ルートから、一気に山の中を突っ切るルートに変更されるのです。

このため野蒜駅が移転するのですが、列車代行バスは従来の駅前で停車。旧駅舎はファミリーマート東松島野蒜駅店として再活用されています。ちなみに、ホームは被災当時のまま残っていました。

そして、仙石線の新線高架下をくぐります。

列車代行バスは終点の松島海岸駅に到着。天気が良ければ夕暮れの松島も堪能できたのでしょうが、この天気では・・・。

あとは仙石線に乗車し、仙台経由で帰るだけ。ゼニガタ所員は京都まで戻らないといけないのですが、こんな時間帯まで遊んでいても常識的な時間に京都へ戻ることが可能なのですから、新幹線の速いこと。
これにて今回の旅行は終了ですがf、翌週も馬鹿な旅行に出かけるのでした。

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