2015年2月13日・14日 太多線から北陸本線・七尾線へ向かう旅行


北海道や石巻から帰ってきて1周間も経たないうちに、所長と書いてバカと読むこの男は、多治見駅に立っておりました。というのも、この日は3月改正で消える北越急行の683系が特急「はくたか」運用で七尾線に入線する予定が公式サイトで公開されていましたので、「のと鉄道」との並びを撮るべし!・・・と出かけたのでした。 では、なぜ石川県に向かうはずが、岐阜県多治見市にいるのか。 こちらは3月ダイヤ改正で太多線からキハ11形撤退するとのことですが、今まですっかり撮影するのを忘れており、慌てて出撃を企画するも、時間的・資金的制約から、どこかの旅行にくっつけねば・・・の苦肉の策であります。

さて、太多線に乗車すると途中で「姫」1文字の駅を発見。

そして、可児駅で一旦下車。私が乗車したキハ11形は4両編成で、そこそこの迫力があります。

反対からは3両編成のキハ11形。

交換シーンを撮影。

そして、発車を見送ります。

さて、この可児駅はJRの駅に隣接して、名鉄の新可児駅があります。

ということで、名鉄の電車も撮影しておきました。出来れば、太多線と名鉄を絡めて撮影してみたかったのですが、それは実現できず。

そして、私が乗車するキハ11形がやって来ました。

列車交換があるので、多治見行きの車両も撮影しておきました。

さて、終点の美濃太田駅に近づくと、リニア・鉄道館で保存されなかったJR東海の車両たちが見えてきました。完全に保存から漏れた車両は解体し終わっているので、このようにカバーをしっかりと掛けられている車両たちは、何らかの動きがあると思うのですが、さてさて。1両はキハ30形のようですね。

そして太多線の旅は終了。キハ11形だらけですが、3月改正で車両が一変することでしょう。それほど思い入れがある車両ではないですが、消えるとなれば記録しておきたいものなのです。

さて、美濃太田駅からは高山本線に乗車します。4番線ホームにはキハ40系が停車しており、国鉄色風の車両が1両連結されていました。

ちょうど長良川鉄道の車両が停車していたので、セットで1枚。高山本線のキハ40系も3月改正で引退するので、良い記録になりました。ところで、雪が降ってきました。あららら、このあとの旅行はどうなることやら。

では、鈍行で行く旅も捨てがたいですが、この後の目的の都合上、キハ85系による特急「ひだ」に乗車します。

高山駅で特急「ひだ」は富山行きの編成と高山止まりの編成を切り離すため、5分停車。その隙に、高山駅構内にいるキハ40系を撮影します。

自己満足の世界ではあるのですが、美濃太田以北の高山本線でJR東海のキハ40系をマトモな形で撮影したことがなかったので、記録しておこうという次第。

ちなみに、キハ40系に代わって3月改正から運転を開始することになるキハ75系が既にスタンバイしていました。この車両は武豊線から、こちらに活躍の場を移します。

さて、高山を過ぎると雪が大変な状態になっており、もはや雪の中に家があるような感じ・・・。

JR東海とJR西日本の境界駅である猪谷駅も、このとおり・・・。

そして特急「ひだ」は富山駅に到着。高山〜越中八尾間は乗車したことがなかったので、これでようやく全線完乗達成です。

ここから特急「はくたか」に乗車しますが、しばし時間があるので撮り鉄タイム。北陸新幹線開業もさることながら、在来線の高架化工事も進んでいるので、全てが今のうちの記録対象ですね。 こちらは高山本線のキハ120形。

北陸本線の521系がやって来ました。国鉄車両に比べると撮影意欲がわきませんが、以前と比べて前面に転落防止幌が装着されたほか、第三セクターに転換されると所属も塗装も変わるので、この周辺でこの状態は最後の姿。

681系特急「はくたか」。富山駅で越後湯沢方面の特急「はくたか」を撮影するのは入線場所の都合で困難ですねえ。

富山駅の風景を1枚。

さて、北越急行の683系特急「はくたか」が入線してきました。まだキハ85系が停車していたのでセットで1枚。それでは、これに乗って七尾線に向かいます。

さて、私が乗った特急「はくたか6号」は1本しか無い和倉温泉行きの「はくたか」で、北越急行所属車両が充当される日を狙ってやって来たのでした。

和倉温泉に向かうのは後ろ3両。ここで切り離しされます。9分停車するので反対のホームへ。

行先も撮影しておきました。

そこへ、485系国鉄色による特急「北越」が入線してきました。

国鉄色の485系はいいですねえ。

さて、特急「はくたか」は終点の和倉温泉駅に到着。それと同時に発車する「のと鉄道」の普通列車(NT200形)との並びを何とか確保します。どちらも第三セクター鉄道の車両ですね、

NT200形を後追い撮影。

683系特急「はくたか」を単体で撮影。

さて、一旦和倉温泉駅を出て681系特急「サンダーバード」の回送を撮影。駅の近くに何か撮影ポイントがないかと思ったのですが、そう上手い話はなく、この程度で・・・。

そして、683系特急「はくたか21号」と681系特急「サンダーバード36号」の並びを望遠レンズで撮影しておきます。

そして駅に戻って撮影。

681系と683系貫通型先頭車の並び。683系は北越急行所属なので塗装が違うとは言え、それ以外の形状では681系と683系の違いは良く分かりませんね。

続いて、特急「サンダーバード」で七尾線の羽咋駅へ行き、続行の特急「はくたか」を迎撃します。

ここでも特急「サンダーバード」と列車交換。今度の「サンダーバード」は683系ですね。ところで、雪がだんだん凄く・・・。

七尾線の普通列車も撮影しておきましたが、雪が・・・。 さて、撮り鉄は一旦終了し、羽咋駅周辺をウロウロします。

さて、羽咋駅前に出ると立派な山門があったので撮影。本念寺という寺院とのことですが、建築年など由緒はよく分かりませんでした。

今度は同じ羽咋駅前でも反対方向に10分程度歩いて、宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」へ行きます。屋外展示として、マーキュリー・レッドストーン・ロケットが鎮座しています。 1段目、2段目は実物のロケット胴体とのこと。

展示室に入ると、マーキュリー宇宙カプセルの忠実なレプリカがお出迎え。

隣にあるのが、旧ソ連のボストーク帰還用宇宙カプセル。実際に宇宙から帰還した実物とのことで、よくソ連から譲渡されたものだと。

旧ソ連のモルニア1号通信衛星。バックアップ機として用意されたものです。まあ、宇宙には行かなかっただけで、実物そのものですね。

アメリカのボイジャー探査船のレプリカ。奥にはアポロ月面着陸船のレプリカまであります。

旧ソ連のルナ24号月面着陸船。バックアップ機で、実物。

アメリカのバイキング火星着陸船のレプリカ。

この他の展示はホームページで紹介するとして、ここでは「宇宙人サンダーくん」という、羽咋市のオリジナルキャラクターがアルバイトしています。 ”地球観光の最中に、宇宙船が故障して近くの砂浜(千里浜)に墜落してしまった宇宙人。宇宙船の修理代を稼ぐために、石川県羽咋市の宇宙博物館でアルバイトをしている。” という設定だとか。Facebookでも積極的に情報を発信しています。 https://www.facebook.com/e.t.thunder

ちなみに羽咋駅でもお出迎え。

羽咋駅前では遠藤関と一緒。

ポスターでも積極的に売り込まれています。

さらに北國新聞で連載されているケロロ軍曹にも積極的に登場しています。・・・本編のケロロ軍曹よりも面白かったので、是非単行本の発売を期待したいです。

ちなみに蓄音機の展示もありました。 コスモアイル羽咋の展示は小規模ながらも実に見応えのあるものばかりで、これを首都圏で展示したら人が殺到するのだろうなと思いつつ、閉館1時間前に行ったこともあり、私以外の見学者はおらず、じっくりと堪能出来ました。

さて、羽咋駅前に戻るとインパクト抜群の文字が。あまりのインパクトに、まさか他のシリーズがあると思わず撮影し忘れましたが、周辺には」「ゴゴゴゴゴゴゴ」「ドドドドド」「ズズズズズ」もあるそうです。 これらは羽咋擬音石像(馬渕洋さんの作品)とのことで、2005(平成17)年に設置されたものです。他の人の写真を見ていると、いわゆるジョジョ立ちしながら記念写真を撮るとインパクトが出るようですね。

さて、羽咋駅ではいよいよ北陸新幹線開業のポスターに加えて、在来線特急としての特急「はくたか」廃止を惜しむポスターも掲示されていました。キャッチコピーが泣けますねえ。

歴代の特急「はくたか」車両。各社の乗務員共同プロジェクトで製作したというのも、またジーンと来るものがあります。

また、北陸鉄道能登線の展示もありました。羽咋駅と三明駅を1972(昭和47)年まで結んでいた路線ですね。

七尾行きの415系を撮影し、普通列車に乗車して金沢へ向かいます。

別に金沢で何かネタがあるわけではないのですが、何となく新幹線開業前の雰囲気を味わっておこうと。新潟行きの文字も、3月改正で終わりですね。今後は上越妙高で乗り換えることになります。 直通の需要はあると少なからずあると思うのですが。

さて、また485系国鉄色による特急「北越」に出会います。

今度は485系3000番台による特急「北越」。

また、愛称幕の幕回しを始めた681系を見ると、既に3月改正で登場する「ダイナスター」の幕が。かつての「加越」復活ではいけなかったの?と鉄道ファン的には思いますが、語感としてはメインの特急である「サンダーバード」と「ダイナスター」の組合せはしっくり来ます。 ・・・これで、名古屋行きの特急「しらさぎ」も同じような名前になろうものなら、利用者は大混乱でしょうけど。

それから、七尾線の特急として誕生する「能登かがり火」の幕も確認。かつて上野に急行列車としてやって来た急行「能登」に近い名前が誕生しますね。

今宵の宿は富山駅前なので、そろそろ富山へ向かおうとしたところ、急行型電車である475系が登場!もちろん乗車します。

こうして思いがけず「急行電車」に乗って富山駅に到着しました。

最後に、狙っていたわけではないですが、魚津行きの「サンダーバード」の愛称・行き先表示を撮影し、この日の撮影を終了しました。


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