2015年7月23日 網走・知床・富良野旅行


この日は旭川駅からスタート。昨年2月に訪問した時点では絶賛工事中だった駅周辺も、とうとう整備が完了したようです。

最大の変化は今年3月27日に開業した、イオンモール旭川駅前でしょうか。高層部にはJRイン旭川というホテルもありますが、既存の地方駅としては近年珍しい駅直結の大型商業施設ですね。

駅前の様子。

旭川駅の駅舎。

駅舎の内部にもイオンモールの商業施設が入居しているようです。

駅の反対側は、目の前を忠別川が流れているため、河川空間を活かした駅前整備が行われています。これだけの大きな駅で、こういう空間を整備するのは珍しいですね。

様々な美しい花が咲いており、さすが北海道という感じ。

それでは、キハ150形に乗車し富良野線を行きます。3両編成なのですが、なぜか前1両は乗車できず。この日は外国からの観光客がすさまじい数で、満員御礼の列車となるのでした。前1両が乗車できれば・・・。

ちなみにこの列車は、快速「狩勝」。1950(昭和25)年に登場した準急(のち急行)「狩勝」の生き残りです。65年も愛称が存続しているのですから、凄いものですね。

さて、中富良野駅で下車。満員御礼だった列車も、ここで一気に人が減ります。そして、徒歩で駅近くにある中富良野町営ラベンダー園へ行きます。

冬季はスキー場としても営業する場所で、斜面に植えられたラベンダーをはじめとする様々な花を堪能することが出来ました。ちなみに、中富良野駅では大量に下車したにもかかわらず、ここはガラガラ。穴場です。

そこからさらに徒歩で少し歩くと、ファーム富田。2012年に行って以来なので、前回訪問からそれほど間隔は空いていませんが、それでも感動します。

美しいものに説明は不要!しばし、写真をお楽しみください。





美しい花と富良野線の列車をセットで。こうやってみると、富良野線のキハ150形の塗装も実に美しいことが解ります。早いもので登場から20年以上が経過していますので、そろそろ置き換えもあるでしょうか。

さて、今度は臨時駅であるラベンダー畑駅から、富良野・美瑛ノロッコ号に乗車。それはもう凄まじい人の数が下車します。どうやって乗車していたんだ!という感じ。

ここから富良野駅までは乗客も少なく、ゆったりとした環境で到着。

牽引機であるDE15 1534も撮影しておきます。

さて、次の列車まで少々時間があるので「北の国から資料館」へ。



・・・まあ、ドラマを見ていないんですけどね! 今さらながら見てみたくなりましたが、さてどうしたものか。

ちなみにロケ地一覧はこんな感じだとか。富良野駅周辺にも色々あるようです。

また、中心市街地活性化の事例として知られるフラノマルシェにも行ってみました。いわゆる道の駅的な雰囲気でしたが、たしかに殆ど人の歩いていない駅前商店街とは一転して、次から次へと多くの客が訪れていました。 ここならではの飲食店舗が堪能で来たり、富良野の様々な商品が買えるので、観光コースにもなっている模様。また、屋内で広々とした場所で休憩できる場所があるのも好評のようです。 中心市街地活性化が求められながらも、成功している事例があまりないのが現状ですが、こういう取り組みが広がってほしいですね。

富良野駅へ戻って来ました。実に何の変哲もない駅舎で、よくよく考えてみれば、全国的に観光地の駅舎は改築やリニューアルが進んでいる中、北海道を代表する観光地である富良野駅がコレ?という気が。 ただ、そもそも今後は路線そのものが存続するのか?という感もありますので、JR北海道としてはイメージアップ程度に資金は投入できないのかもしれませんね。でも、JR九州だったら確実に手を加えているんだけどなあ・・・。

そして、富良野以北の根室本線に初乗車。1両編成のキハ40形は外国人観光客で満員でした。休日の日中ということもあるのか、途中駅の乗降は殆ど無く、やはり路線の先行きに不安が・・・。 ただ海外からの客を呼び込むという意味では、まだ乗客減を食い止める手立ては残っているような感もありました。鉄道ファン的にはキハ40形は楽しいですが、観光コースにも組み込まれるようなオシャレな車両だといいですね。

ちなみに滝川駅の構内には首都圏色のキハ40形もいたので撮影しておきます。

そして特急「スーパーカムイ」に乗車して札幌駅に向かう途中、苗穂工場に目をやると、キハ80系フラノエクスプレスの先頭車がまだ現存していました。このまま朽ち果てるのを待つばかりなのか・・・。

さて、札幌駅前を歩きますと、変わった形のポストが。

平成13年10月31日に設置された、メモリアルポストとのことで、ここだけのオリジナルとのこと。 変わった形の郵便ポストめぐりも面白そうですね。 ・・・流石にホームページではやりませんよ! ・・・。 多分。

さて、今度は旧北海道庁へ。もう何度も観ているので、珍しくもなんともないですが、素晴らしいデザインです。

その一方で、意外と内部に入ったことがあったんだか程度の記憶だったので、内部を撮影。

それほど広くない上に、公開されている部分も多くはないので、サクっと見て回ることが出来ます。

その中に一室で、こんな展示が・・・。

北海道文化放送で放送されたオリジナルアニメ「フランチェスカ」だそうです。なぜか今年1月からはテレビ神奈川でも放送されていたそうで、見ておきべきだったか?(笑) 公式サイトには北海道発!アンデット系アイドル登場!!とのことですが、何のジャンルなのやら・・・。

続いて札幌市時計台へ。1878(明治11)年に建築されており、気が付けば建築から140年近くなりました。惜しむらくはビル群の中にあり、周りが大木で覆われているため、葉っぱが落ちる冬季を除けば存在感が薄くなってしまうのが難点・・・。

よくよく考えれば、ここも内部に入ったことが無かったので、この機会に訪問。1階では、札幌農学校演武場として建てられた当時の様子や解説が詳細に展示されていました。 本来はこういう環境にあったんですね。

全体像がわかると、オシャレな建築であることが解ります。また、意外と後ろに長いですね。

 2階はこのとおり。写真奥では時計台という愛称の由来となった時計が動いているわけですが、実は創建当時の時計が現役なのだとか。公式サイトによると・・・。 「1881(明治14)年に塔時計がつけられてから、鐘を吊すワイヤー、文字盤の木製の針、欠けた歯車の歯2本とネジ数本及び重り巻き上げハンドル軸1本を取り替えた以外は、当初の機械が正確に時を刻み毎正時鐘を鳴らしています。
 130年以上前のハワード社の塔時計が当時の姿のまま動いているのは世界的にも例の少ないことです。」 とのことで、建物もさることながら、この時計が動いていることが一番の価値なのかもしれません。もちろん、建物の構造が未だに歪みなく、しっかりしていることから、時計に狂いが生じないという素晴らしさもあります。

館内には別のハワード社の時計も展示されれていました。1928年から動いているそうです。

最後に、札幌市時計台を後ろから。日本三大がっかり名所に、はりまや橋(高知)と並んでランクインされることが多い時計台ですが、この認識は是非改める必要がありますね。 はりまや橋の「がっかり名所」ぶりは不動かもしれませんが・・・。

あとは飛行機までの余った時間でぶらぶら。

札幌狸小路商店街は、こんな様子!凄いインパクトだ。

札幌市電は、いい加減に新型車両のA1200形を撮影したかったのですが、相変わらず縁がありませんでした。

折角なので、ループ化工事に伴う「すすきの」停留所の仮電停を撮影しておきました。工事完了が楽しみですね。

最後に新千歳空港をブラブラすると、ロイズチョコレートワールドという一角を発見。何と、チョコレートの歴史が展示されていたので、何かのネタにと撮影しておきます。 元々のチョコレートは、メソアメリカ(メキシコ南部〜中央アメリカ)での飲み物だったようですね。こちらはマヤスタイルのチョコレートポットです。

こちらはアステカの商人の像とのこと。

こちらはヨーロッパに伝わり登場した、ショコラティエールというチョコレート専用ポット(写真奥)など。

ショコラティエールのティーセット。ポットの蓋に通した木の棒でショコラをかき混ぜて、カップに注ぎます。調べてみると、日本でもこうした道具で飲むチョコレートを堪能できるお店があるようですね。

それから時は流れて、型にチョコレートを流し込んで製造した、食べるチョコが登場した…云々の流れ。

あっという間に時間が流れていくので、飛行機に乗り遅れないように撤収しましたが、案外、知床半島に次ぐ今回の収穫だったかも?? ちなみに帰りはスカイマーク。適度に安くて好きなのですが、先般ANAが経営再建のスポンサーの1つになったわけで、今後は運賃が上がっていくのでしょうか。日本の空はJALとANAの寡占体制って、どうなんでしょ。

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