2016年10月23日〜25日 増毛・富良野・旭川&札幌旅行


北陸へ出かけたばかりというのに、今度は北海道へ。


とりあえず札幌駅でキハ183系特急「北斗」をゲット。

789系特急「スーパーカムイ」。今は「カムイ」と名前を短縮していますね。

さらに特急「オホーツク」も撮影しまして、北へ向かいます。

やってきたのは深川駅。12月5日で、留萌〜増毛間が廃止されるので、お別れ乗車に来たのでした。本当であれば、そうなる前に乗っておくべきなのでしょうが・・・。





 列車は3両編成で留萌駅へ到着。ここで1両を切り離します。 それはそれとして、沿線は真新しい深川留萌自動車道が開通しており、鉄道路線を廃止しながら、巨額の費用をかけて過疎地に高速道路を整備。まあ、鉄道は不要というのであれば1つの考え方ですが、高規格道路網から新幹線、在来線ネットワークまで全部というのは無理では・・・。 北海道庁はJR北海道を突き放していますし、15年後ぐらいには旭川から東は全部鉄道が消えているかもしれませんね。
 最近は路線バスやタクシーも次々と撤退していますので、自動車の運転が苦手な私としては、今のうちに観光しておかないと。



さて、終点の増毛駅に到着しました。

増毛駅と周辺は高倉健主演で1981年に公開された映画「駅 STATION」の舞台。とは言え、35年前の映画ですので私は現地で部分的に見るまで知るわけもなく・・・。

そして映画と見比べると駅舎が半分にカットされていることに気が付きました。

こんな感じだったそうです。 ということで、増毛町は2018年4月までに駅舎を元の姿に復元整備するとか。鉄道の記憶が継承されることは非常に嬉しいことですが、もう少し早く何とかならなかったものか・・・。

駅前に出てみます。1933(昭和8)年築という実に味のある旅館がありましたが、もう営業していないようです。勿体ない・・・。

旧・多田商店。現在は観光案内所として使用。高倉健主演の映画「駅ステーション」で使用されました。

旧商家丸一本間家。

本間泰蔵が明治8年から増毛町弁天町1丁目において雑貨店を経営したことに始まる商家で、明治13年の大火による被災後に敷地を拡大の上、呉服店舗、雑貨店舗、酒造蔵、居宅倉庫などを次々と建築。

現在もその多くが残り、国の重要文化財に指定されています。

こちらは国稀酒造。本間泰蔵が明治15年に創業したもので、直ぐ近くにあります。現在も酒造を行っており、購入と内部見学が可能。



こちらは総合交流促進施設元陣屋。 北方警備のため、幕末に秋田藩によって元陣屋が築かれた場所に、増毛町が1996(平成8)年にオープンさせた文化交流施設。郷土資料館を併設しており、秋田藩の陣屋復元模型などが見られます。

さて、名残惜しいですが列車の本数も少ないので増毛を後にします。



途中、滝川駅で特急「オホーツク」を撮影。

今回は新富良野プリンスホテルで2泊。一般の人には時期が悪いのか、破格の値段で宿泊できました。

朝起きると、雪がうっすらと積もっておりました


バスを乗り継いて、青い池に行きました。
青い池(白金青い池)は、北海道上川郡美瑛町白金にある人造池の通称。1988(昭和63)年の十勝岳噴火を受けて、北海道開発局が1989(平成元)年にコンクリートブロックによる堰堤(えんてい)を美瑛川沿いに整備したところ、左岸側の堰堤内に偶然生まれた光景です。
水が青く見える幻想的な光景は、太陽からの光が水中のコロイド粒子と衝突し、色々な方向に散乱されて光の散乱が促され、中でも波長の短い青い光が散乱されやすいことから、私達の目に青く見えると云われています。口コミで広がり、北海道屈指の観光スポットなっています。

とにかくバスが遅くて、結局は青い池しか観光できないという、きわめてもったいない時間の使い方をしながら旭川駅へ。


JR旭川駅近くにある商業施設である蔵囲夢(くらいむ)に行ってみました。元々は旧上川倉庫株式会社の事務所と倉庫だったものを保存再生したもの。元々は道北の開拓に伴う物流拠点基地として建てられたもので、明治30年代に創立され、最盛期である大正初期には21棟もの倉庫がありました。1913(大正2)年に建てられた洋風の事務所など、現存する全てが国の登録有形文化財に指定されています。

雪が積もった紅葉の撮影ができたのは良かったのですが、この日はこれだけ。移動にばかり時間がかかった、何と勿体ない1日でした。

ちなみにサロベツのスラントノーズ車も撮影しましたが、これでは何だか・・・。

雪が積もった紅葉の撮影ができたのは良かったのですが、この日はこれだけ。移動にばかり時間がかかった、何と勿体ない1日でした。



翌日は見事なお天気。一路、札幌を目指します。

富良野駅にあった「北の国から」資料館は閉館。

JRでもバスでも大差ない所要時間だったので、今回は発着時間の関係でバスで札幌へ。まずは、旧永山邸を外観のみ見学。1880年頃(明治10年代前半)に建てられた、第2代北海道庁長官・永山武四郎の私邸です。



その向かい側が、サッポロファクトリーレンガ館。開拓使麦酒醸造所(のちのサッポロビールの第一製造所)として建てられたもので、サッポロビール博物館と並び、サッポロビールの発展を長年支えてきた記念すべき建築です。

さらに、JR函館本線を挟んで反対側にあるサッポロビール博物館へ。 元々は1890(明治23)年に札幌製糖会社工場として建築されたもの。1905(明治38)年にはサッポロビールの前身で、開拓使麦酒醸造所の流れを汲む札幌麦酒会社の製麦所の所有となり製麦工場として改修。以来、北海道を代表するビール工場として長年稼動。 1987(昭和62)年にサッポロビール博物館となり、その歴史を今に伝えるとともに、ビールの試飲やレストランも備え、美味しい施設として多くの人に親しまれています。










ラストは北海道大学。博物館なども堪能しましたが、とにかくこの3日間は移動に時間がかかり、大変でした。もう少し効率的な行程を考えねば・・・。

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