2018年5月7日 湯河原を初めて真面目に観光する


 午前中に仕事を終えた後、神奈川県湯河原町へ。以前に職場の宴会で来ただけで、ロクに観光したことがなかったのですが、素晴らしい場所でした。
 まずは新装なった湯河原駅前を見学します。2017年10月1日に完成したもので、隈研吾建築都市設計事務所の設計、デザインによる「木のぬくもりと湯けむりを感じるあたたかな広場」、「観光客も住民も気軽にふれあえるコミュニティとしての駅前広場」がコンセプトです。


続いて駅前で、「赤い帽子」など様々なクッキー等の下請け生産などを行う、贈答用アソートクッキーメーカー「ちぼり」の本社直営店「ちぼり湯河原スイーツファクトリー」を散策。


その後、バスで温泉街に行きますが、川沿いの道の景観が滝などもあり見事なもので、最高でした。以下、数枚掲載します。








 また、二・二六事件の現場の1つとなった光風荘(大久保利通の次男、牧野伸顕 伯爵が襲撃される)を発見。老舗旅館伊藤屋の元別館で、東京から雪の湯河原に着いた河野壽大尉以下8名の別働隊がここを急襲。
 牧野伯爵の護衛の皆川巡査が死亡する一方、牧野伯爵は地元消防団員らの活躍で脱出に成功しています。のち、河野大尉は、収容先の熱海の陸軍衛戍病院(分院)にて、差入れの果物ナイフで自決しました。
 内部は公開されていますが、14時30分までに入館する必要があるため、この日は見られず・・・。


続いて、湯河原の名旅館の外観を撮影します。まずは伊藤屋旅館本館。1926(大正15)年築で、国の登録有形文化財に指定。


これでは何の建物かわからないですが、藤田屋旅館本館。1923(大正12)年の建築で、以後は昭和4年と昭和26年に改修されています。


 こちらは上野屋。玄関棟が1936(昭和11)年、本館が1930(昭和5)年、別館が1923(大正11)年の建築で、以後何度か改修が行われています。 ちなみに江戸時代創業で、湯河原で最も古い歴史を持つ温泉旅館の一つです。
 その後は日帰り温泉で入浴して帰宅。湯河原は近いにもかかわらず、箱根とあたみに挟まれ行くことが余りありませんでしたが、非常にゆったりとした雰囲気で魅力的でした。今度は宿泊したいものです。

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