2020年8月25日 米軍厚木基地専用線跡とスーパークローン展へ


相鉄の相模大塚駅から分岐していた米軍厚木基地引込線。タンク車(航空燃料)が運転されていたらしいのですが、1998年以来運転を休止。その後も長らく線路と架線柱が残っていたのですが、ついに撤去が始まったとの話を受け、大慌てで出向いてみました。


駅近くの地図にはしっかりと線路が書き込まれています。


だがしかし!時すでに遅く、撤去工事はかなり進行していました。

枕木は残っていましたが、線路も架線柱もありません・・・。

5月に友人のMr.Kが撮影した時はこんな感じ。

相鉄本線との分岐地点は辛うじて・・・。



こちらは5月にMr.Kが撮影した時の姿。

途中、東名高速道路の上を通過していきます。こちらは架線柱が残っていました。

それでも5月だったらこの状態でした。

この先間もなく、米軍基地の中へ入っていきますが、基地内の線路は跡形もなく消えていました。いやはや失敗しました。この引込線の存在に気が付いたのは5月だったのですが、コロナで外出自粛しているうちに…。

5月の様子。いつまでもあると思うな、ということで米軍横田基地の方も現役であるうちに見に行かねば…。

さて、相模大塚駅に戻るとJRのE233系と相鉄10000系が仲良くお休み。いずれ10000系も塗装変更されるでしょうから、今のうちに記録しておきます。

大和駅で小田急に乗り換え、駅舎図鑑用に中央林間駅を撮影。


こちらは東急田園都市線の中央林間駅。全然違う…。


長津田駅で東京メトロ8000系を撮影した後・・・。


こどもの国線で運転を開始した「ひつじでんしゃ」を初めて撮影。これは、雪印こどもの国牧場の羊に見立てたもので、外観はホワイト系とブラウン系でラッピング。内装は牧場風景で装飾し、電車に乗りながら牧場にいるような感覚を楽しるよう工夫がされています。

こちらは昨年10月から活躍する「うしでんしゃ」。なんだか楽しい路線になりましたね。

続いて横浜線に乗り換え。新車、E233系だったはずが、ワンマン化の検討により、もう置き換えの話が出ているようで撮影出来るときに撮影しなければ。

さて、横浜駅に到着。8月10日に中央南改札と南改札を結ぶ改札内通路およびエレベーター、待合広場「SOUTH COURT」、エキナカ商業空間「エキュートエディション横浜」がオープン。駅構内の雰囲気が大きく変わりました。

続いて横浜のそごう美術館で開催中の東京芸術大学 スーパークローン文化財展を鑑賞。法隆寺の焼損した金堂壁画や間近で鑑賞することができない釈迦三尊像と爆破されたバーミヤン東大仏天井壁画(上写真)、高句麗江西大墓や敦煌莫高窟など様々な文化財を、伝統的な模写の技術と最先端のデジタル技術で再現する…という内容で、本来であればとても見られないものを数多く鑑賞させてもらえました。


タジキスタンのペンジケント遺跡発掘区Y広間1壁画「ハープを奏でる女性像ほか」。・・・というタイトルですが、左の女性がハープを奏でる以外は戦っております。

中国の敦煌莫高窟第57窟。唐代最初期に開削されたと考えられ、本尊如来像を中心に、両側壁は仏浄土の情景と千仏で埋められています。



北朝鮮の高句麗江西大墓。世界遺産の高句麗古墳群の1つで、玄室の花崗岩に直接、四神図が描かれています。

Eミャンマーのバガン遺跡のグービャウッヂー寺院(ミンカバー)壁画(ダンス部分)。12世紀の作品です。

グービャウッヂー寺院(ミンカバー)壁画(音楽部分)

法隆寺金堂壁画 第1号壁 焼失前再現(縮小版)

法隆寺金堂壁画 第9号壁 焼失前再現(縮小版)


法隆寺釈迦三尊像など

来年はこの技術を用いて、謎解き「ゴッホと文化財展」が開催されるそうで、展示品の一部が展示。こちらは有名なゴッホの自画像(クローン文化財)

ゴッホの「ジャポネズリー雨の大橋」(クローン文化財)。日本の浮世絵の影響を受けた作品として有名ですね。

ゴッホの「ジャポネズリー梅の開花」(クローン文化財)。来年の展示が楽しみですし、このクローン文化財は現地に行かなくても有名文化財が堪能できるので、非常に期待が持てます。今後の技術進歩が楽しみです。

↑ PAGE TOP