2022年8月31日 東武東上線沿線のマンホールめぐり


マニアの隠れた趣味のような感じもあった日本全国のデザインマンホールの蓋ですが、近年はマンホールカード人気もあり全国各地で新しいデザインが次々と誕生しています。ということで、今回は職場の同僚Mr.Kと一緒に東武東上線沿線のマンホールと、ついでに駅舎の写真を撮影しに行くことにしました。
まずは、池袋駅で下車し、マンホールカードを貰いに「としま区民センターインフォメーション」へ。この近辺は、旧豊島区庁舎跡地および旧豊島公会堂跡地をハレザ池袋として再開発した場所で、景観が一変しています。


マンホールカードにデザインされた豊島区のマンホールがこちら。池袋を中心に「国際アート・カルチャー都市」のまちづくりを進める豊島区と、池袋創業のアニメ専門店「アニメイト」が共同制作した「池袋PRアニメ」をデザインしたもので、ハレザ池袋内の東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)を背景に、池袋PRアニメに登場する少女と、ふくろうを擬人化したキャラクターが描かれています。


池袋駅東口。西武池袋店がヨドバシになるのではないかと先行きが不安視されていますが、どうなるでしょうか。


池袋駅東口に行き、自由学園明日館(みょうにちかん)へ。1921(大正10)年にジャーナリストであった羽仁もと子・吉一夫妻によって設立された自由学園の校舎として、アメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトの設計により誕生したものです。


道路を挟んで向かい側に1927(昭和2)年に講堂があり、こちらはライトの弟子である遠藤新の設計です。いずれも国の重要文化財に指定されています。

さて、東武東上線に乗車して和光市駅へ。何度か来ていますが、こんな立派な駅だったかな?と思ったら2020(令和2)年に「EQUiA PREMIE(エキア プレミエ)和光」という駅ビルが南口へ誕生したのだとか。

北口はひっそりとしています。

市の花のサツキと市の木のイチョウをデザインした和光市のマンホール。



続いて朝霞台駅へ行くと、50090型51092編成「池袋・川越アートトレイン」がやってきました。翌月にラッピングを剥がされてしまったので、よい撮影の機会となりました。非常に美しいデザインで、また企画してほしいですね。



駅周辺には、朝霞市制施行50周年を記念して2017(平成29)年に誕生した朝霞市キャラクター「ぽぽたん」マンホールが全6種類設置されています。ここでは2つのみ掲載しますが、意外と全部を探し出すのが一苦労でした。

続いて志木駅へ。

南口を降りると、新座市のマンホールがあります。こちらは雑木林とせせらぎのある新座市をPRするために登場した、新座市のイメージキャラクター「ゾウキリン」がゾウキリン型のじょうろで水やりをする姿を描いたデザインで、市の木「モミジ」の葉が背景に散りばめられています。ゾウキリンは、体の模様がキリンに似た不思議な生物だとか。

こちらは、新座市の木「モミジ」の葉をデザインしたマンホールの蓋。

これは新座市の花「コブシ」を中心に、市の木「モミジ」の葉が彩りを添えています。

こちらは志木駅東口。

こちら側には志木市のマンホールがあり、2020(令和2)年4月1日に登場した、和船「いろは丸」の船頭になったカパルと、いろは親水公園の桜を描いています。一般公募により採用されたデザインです。なお、カパルは(公財)志木市文化スポーツ振興公社の公式イメージキャラクターで、志木市の特別住民。

今度は、富士見市へ。その玄関口である鶴瀬駅で下車すると、市役所や「ららぽーと富士見」への最寄りである東口で土地区画整理事業が進行中でした。

西口はマンションとスーパーなど商業施設を備えた駅ビル付き。駅もスーパーも徒歩0分の住居…羨ましい。

さて、鶴瀬駅や富士見市役所周辺でマンホールの撮影を開始。一番標準的な市の木「フジ」を描いたデザイン。設置されたばかりのようで綺麗なカラーでした。

別バージョン。

富士見市のマスコットキャラクター「ふわっぴー」が、藤の花が描かれたマンホールの中から飛び出しているデザイン。「ふわっぴー」は、4才の双子の兄妹という設定です。

富士見市のマスコットキャラクター「ふわっぴー」と、藤の花を描いたプリントタイプのマンホール。随分と変色している気がするのですが…。

鶴瀬駅に戻り撮影した50000系に、東京スカイツリータウン開業10周年記念ロゴマークと東武百貨店池袋店開業60周年記念ロゴマークをあしらったヘッドマークが付いていました。

今度は、ふじみ野市のマンホールを撮影するため上福岡駅へ。

こちらは合併前の上福岡市の木「キンモクセイ」を中心に、市の花「コスモス」を周囲にデザインしたものです。

合併後は、「かみふくおか」の文字を「ふじみのし」に変更したデザインもあります。

「ふじみん」と埼玉西武ライオンズの「レオ」とのコラボマンホール。背景は西武ドームです。

市の天然記念物である、しだれ桜が咲く中、新河岸川の河川敷を「ふじみん」が歩くデザイン。

上福岡市の市の花であった「コスモス」と大井町の町の花であった「キキョウ」を周りにあしらい、その中心にふじみ野市PR大使である愛らしいマスコットキャラクター「ふじみん」(桜の花びらの妖精)を描いています。

途中、福岡中央公園で200系新幹線(100系タイプの後期型)風の施設を発見。元々は1989(平成元)年にトイレとして設置されたもので、2016(平成28)年に防災倉庫へ生まれ変わっているそうです。

最後に川越市へ。ゆっくり観光したいところですが、もう夕方ですし、目的はあくまでマンホール。

さらに川越市へ。ゆっくり観光したいところですが、もう夕方ですし、目的はあくまでマンホール。こちらは2022(令和4)年に登場した市制施行100周年記念マンホール。中央に公募で決定したロゴマーク、市紋章を背景に配置しています。なお、ロゴマークは「時の鐘」と「レインボーカラー」をモチーフに歴史ある過去から現代、そして未来へと悠久の鐘の音のように、多種多様につながり広がる川越市のこれからをイメージしたもの。また、川越市は1922(大正11)年に埼玉県内初の「市」として発足しています。

川越市のシンボル「時の鐘」と「蔵造りの町並み」をデザインしたもの。

最後に所沢市へ。西武鉄道の本社があることもあり、菱口駅舎は2018年に「Grand Emio(グランエミオ)所沢」が第1期、2020年に第2期オープンしています。

そして駅前にあるのがガンダムのマンホール。

最後に特急ラビューに乗車して帰路に就きました。久しぶりに埼玉県内のマンホールを多数撮影しましたが、まだまだ様々な種類が最近になって登場しているので、都内含めて頑張って撮影しないといけません…。

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