○「こち亀」の舞台、東京都葛飾区亀有/撮影日:2006年6月17日(土)
 家族でちょいと、葛飾区亀有へお出かけ。
 その道中、日本紙業工場跡地にオープンした、イトーヨーカドーを核店舗とするアリオ亀有へ行きましたところ・・・。

 水泳界のスーパースター、イアン・ソープ氏がヤクルトの新製品の宣伝に来ているではありませんか!
 なにゆえ、スーパーに登場? 恐るべし、イアン・ソープ!
 いやあ、背が高いですねえ・・・。長身のほうが、よりゴールへのタッチも早いことでしょう。

 さて,亀有と言えばイアン・ソープではなく両津勘吉。
 ・・・知らない人のために、念のため書いておきますと、現在150巻のコミックスが発売されている「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(秋元治 著)の主人公です。彼が亀有をはじめとする、下町を全国に知らしめた宣伝広告等であることは疑いもないことで、2006年2月、JR亀有駅北口に銅像が設置されました。まさに、「おいでよ亀有」的な雰囲気が漂う、素晴らしい銅像ですね。政治家の銅像や、ヌード彫刻の像、意味不明な幾何学模様の像より数百倍いい。

 さらに、先ほどのアリオ亀有の中では亀有公園前派出所が再現されています。
 ちなみに、交番の正式名称としての「派出所」という区分は1994年まで用いられてきました。ですので、現在基準から言えば、「亀有公園前交番」というのが正しい(警察派出所というのは今もありますが)。なお、漫画の中でも「いまさら変えられない」と、この件について触れられております。

 また、連載当初は消滅していた葛飾署が、2002年より本田署を改称して実在することになったことから、作品中の葛飾署は「改築した」ということで新葛飾署になるなど、実在する地域を舞台にしながらも、色々と配慮されているようですね。以上、「こち亀」豆知識でした。

 「こち亀」作品中にもしばしば登場するJR亀有駅。

 そして、両さんとボーナス争奪戦を繰り広げる(?)商店街。

 町中に「両さん」をイラストにした旗が掲げられており、すっかり町の顔として定着しております。