2700系特急形気動車


2600系と共通のデザインであるが、グリーンの帯が追加され目立つように。
(写真:特急あしずり 高知駅/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:2019(令和元)年
保有会社:JR四国
最高速度:130km/h
使用列車:うずしお、南風、あしずり、しまんと
運行区間:瀬戸大橋線、予讃線、高徳線、土讃線、土佐くろしお鉄道中村線、土佐くろしお鉄道宿毛線

●2000系に代わる主力気動車

 JR四国発足から間もなくして投入された2000系に代わり開発された特急形気動車。現在のところ先頭車のみが製造されており、普通車として2700形(高松方で車椅子スペース、多機能トイレ付き)、2750形(松山・徳島・高知方で洋式便所付き)、2800形(半室グリーン車)の3形式が存在している。

 当初、2000系の置き換えには2017年に特急「うずしお」へ投入された2600系を予定していたが、車体傾斜装置として採用した空気ばね式が、カーブが連続する土讃線などで空気容量の確保に課題があることが判明。このため、基本的な構造やデザインを2600系をベースとした上で、2000系と同様の制御付き自然振子装置を採用した本系列が量産されることになった。

 最高設計速度は2600系から10km/hアップし、130km/h。車体は2600系より若干小型化され、幅が2,786mm(2600系は2,834m)、高さが3,445m(2600系は3,560mm)。

 外観のデザインは2600系同様に「日本の伝統意匠をアレンジした“Neo Japonism”」をコンセプトとして、徳島「阿波おどり」、高知「よさこい」の“情熱”を「ディープレッド」で表現し、吉兆の伝統色である「赤と金」を配色。さらに2700系で新たに香川の「オリーブ」 をイメージした「グリーン」の帯が加えられている。

 内装及び設備として、グリーン車は2+1列の座席。また、普通車を含めて全席にコンセントを設置している。このほか各車両に1カ所、大型の荷物置き場が設置されたほか、防犯カメラ、車いす対応多機能トイレ、車いすスペースが設けられている。

 2019(令和元)年8月6日から特急「うずしお」に投入されたのを皮切りに、9月から特急「南風」「しまんと」「あしずり」にも投入され、順次2000系の運用を置き換えている。

●細部など


トレインマーク
(撮影:リン)

2600系と同様にX字のような連結部の配色だが、色の配置等は同一ではないほか、EXPRESS 2700のロゴが追加。また、号車表示・座席種別表示はドア横に設置され、窓上にあった2600系とは異なる位置に。
(撮影:リン)

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