etSETOra (エトセトラ)


(写真:山陽本線 松永駅/撮影:リン)

●基本データ

登場年:2020(令和2)年
運転区間:【往路】広島→呉→尾道(呉線経由)、【復路】尾道→広島→宮島口
使用車種:キハ40系

●解説

 エトセトラは呉線・山陽本線で2005(平成17)年10月から2019(令和元)年12月まで運転されていた瀬戸内マリンビューを再改造したもので、列車名はラテン語で「その他いろいろ。等々。…など。」の意味と、広島弁で「たくさんの」「多くの」という意味を持つ「えっと」に由来。ロゴマークは、「人・街・食・伝統・風習などの様々な思いが、ひとつのレールで繋がり、また違う地域を訪れることで、さらに大きな繋がりを持つ。」という思いを「etSETOra」の文字を繋げて表現している。

 塗装は瀬戸内海の「青」、海岸線から見える波の「白」をイメージしたシックなデザイン。

 車内は海側の1人掛け、2人掛け、4人掛けで構成され、対面式のテーブルが設置されているほか、海側に設置された座席の一部は窓側を向いている。座席のモケットは1号車が厳島の紅葉をイメージした赤、2号車が瀬戸内の山の新緑をイメージした緑色を基調としている。

 また、1号車にはバーカウンターが設置されカクテルほか沿線で手掛けられた酒を提供するほか、2号車にはバリアフリー対応トイレを設置している。2号車は瀬戸内マリンビュー時代は自由席として小規模な改装に留められていたが、エトセトラへの再改造では大幅に改装されている。

 主に月・金・土・日祝日に運転され、往路は呉線経由で広島〜尾道間、復路は山陽本線経由で尾道〜広島〜宮島口間で運転されている。

●形式ガイド


キロ47 7001
1号車で元々はキハ47 2011。瀬戸内マリンビュー時代はキハ47 7001。改造前と同様、前面貫通扉と種別表示、運転席側の乗降扉が埋められている。
(写真:山陽本線 尾道駅/撮影:リン)


キロ47 7002
2号車で元々はキハ47 3002。瀬戸内マリンビュー時代はキハ47 7002。バリアフリー対応トイレを設置。
(写真:山陽本線 備後赤坂駅/撮影:リン)

●ギャラリー


ロゴマーク
(撮影:リン)

愛称・行先表示
(撮影:リン)

(写真:山陽本線 尾道駅/撮影:リン)

尾道駅に折り返し設備がないため、往路は到着後に3駅先の備後赤坂駅まで回送される。なお、復路は平日運転は大野浦駅、休日運転は南岩国駅まで回送。
(写真:山陽本線 備後赤坂駅/撮影:リン)

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