87系寝台気動車


先代トワイライトエクスプレスのイメージを引き継いだ「瑞風グリーン」に塗られる。
(写真:山陽本線 塩屋〜須磨/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:2016(平成28)年
保有会社:JR西日本
最高速度:130km/h
使用列車:TWILIGHT EXPRESS 瑞風
運転区間:山陽本線、山陰本線、福知山線、伯備線、呉線など(予定)

●豪華寝台気動車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」

 2015(平成27)年3月まで大阪〜札幌間を運行していた寝台特急「トワイライトエクスプレス」の名称を受け継ぎ、TWILIGHT EXPRESS 瑞風(トワイライトエクスプレス みずかぜ)として運転を開始する豪華寝台気動車(ハイブリッド方式)で、近畿車輛と川崎重工業が製造を担当。

 編成は10両で、先頭車2両が展望車、中間車がザ・スイート1両、ロイヤルツイン・ロイヤルシングル1両、ロイヤルツイン4両、食堂車1両、ラウンジカー1両の構成である。

 エクステリアデザインを建築家の浦一也、インダストリアルデザイナーの福田哲夫が担当。「上質さの中の懐かしさ」の列車コンセプトに基づいた「ノスタルジック・モダン」テイストがデザインコンセプトとし、最大の特徴はオープンデッキ型開放デッキと5本のラインからなる流線形の先頭車。また、塗装はトワイライトエクスプレスをベースにした「瑞風グリーン」の車体に金色のエンブレムとライン、インテリアはアールデコ調をベースに、沿線の魅力をちりばめた車内となっている。

 運行コースは1泊2日の山陽コース(上り・下り)と山陰コース(上り・下り)、2泊3日の山陽・山陰コース(周遊)が設定。2017(平成28)年6月17日の山陰コース(下り)から運転を開始した。

●ギャラリー


(写真:山陽本線 御着駅/撮影:リン)

●形式ガイド


1号車:キイテ87-2
展望車で、定員8名
(写真:山陽本線 御着駅/撮影:リン)


2号車:キサイネ86-101
3室の寝台個室で、定員6名
(写真:山陽本線 御着駅/撮影:リン)

2号車:キサイネ86-301
3室の寝台個室で、定員6名
(写真:山陽本線 御着駅/撮影:リン)

4号車:キサイネ86-401
寝台個室・ロイヤルシングル3室で、定員6名(エキストラベッド使用時)
(写真:山陽本線 御着駅/撮影:リン)

5号車:キラ86-1
ラウンジカー
(写真:山陽本線 御着駅/撮影:リン)

6号車:キシ86-1
ダイニングカー(食堂車)
(写真:山陽本線 御着駅/撮影:リン)

7号車:キサイネ86-501
1室しかない寝台個室。エキストラベッド使用時で定員4名。
(写真:山陽本線 御着駅/撮影:リン)

8号車:キサイネ86-201
3室の寝台個室で、定員6名。
(写真:山陽本線 御着駅/撮影:リン)

9号車:キサイネ86-1
3室の寝台個室で、定員6名。
(写真:山陽本線 御着駅/撮影:リン)

10号車:キイテ87-1
展望車で、定員10名。
(写真:山陽本線 御着駅/撮影:リン)

●試運転時(黒色ラッピング時の姿)


当初の試運転は真っ黒なラッピングが行われた状態で実施。
(写真:伯備線 方谷〜備中川面/撮影:リン)


デッキの照明が点灯しているのが見えます。
(写真:伯備線 木野山〜備中高梁/撮影:リン)

(写真:伯備線 美袋駅/撮影:リン)

↑ PAGE TOP