255系特急形電車


(写真:京葉線 新習志野駅/撮影:デューク)

●基本データ

デビュー年:1993(平成5)年
保有会社:JR東日本
最高速度:130km/h
使用列車:臨時列車で運用
元・使用列車:わかしお、しおさい、さざなみ、ビューわかしお、ビューさざなみ、ホームライナー千葉など
元・運行区間:京葉線、内房線、外房線、総武本線、中央本線など

●成田エクスプレスの房総特急バージョン

 特急「成田エクスプレス」で使用されていた253系などをベースに開発された房総半島向けの特急車両で、9両編成×5本=45両が 東急車輛製造と近畿車輛で製造。大型の一枚窓が配置された非貫通スタイルなど、先頭部の形状は253系と大きく異なるが、車体断面は253系と同一で、デザインも253系と同じくGKインダストリアルデザインが担当している。

 車内設備は工夫が凝らされ、例えば、普通車には肘かけ収納のアームテーブルを採用し、グループで座席を向かい合わせにしてもテーブルが使えるよう設計されている。

 また、システム面ではJR東日本の特急形電車としては初の(GTOサイリスタ素子による)VVVFインバータ制御というモーターを搭載している。なお、のちにIGBT素子に更新を実施している。

 1993(令和5)年7月2日から運転を開始し、投入された列車は愛称も新たに「ビューさざなみ」「ビューわかしお」と名付けられている。2005(平成17)年12月改正より愛称から「ビュー」をはずし、主に総武本線の特急特急「しおさい」を中心に、特急「さざなみ」「わかしお」等で運用されているが、2024(令和6)年3月16日改正で特急「しおさい」からは定期運用を離脱した。

 当初は全ての定期運用を退く予定であったが、2024(令和6)年6月29日まで、特急「わかしお」で平日の3・5・6・8・9・12・13・15・16・18・21号、土休日の5・8・12・13・16・18号、6月28日まで特急「さざなみ」で平日の3・6号で運用された。

 このほか、以前は土日には特急「ビューかいじ」として中央本線でも運用されていた。

●車内の様子


普通車の車内
(撮影:裏辺金好)

グリーン車の車内
(撮影:裏辺金好)

●ギャラリー


ロゴマーク
(撮影:裏辺金好)

愛称・行先表示。当初は字幕式であったが、のちにLED方式に変更。
(撮影:裏辺金好)

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