智頭急行HOT7000系


2タイプある先頭車。こちらは非貫通型で、頭上の4灯ライトが特徴的。
(写真:特急スーパーはくと 東海道本線 島本駅/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1994(平成6)年
最高速度:130km/h
使用列車:スーパーはくと
運行区間:東海道本線、山陽本線、因美線、智頭急行線、山陰本線

●大阪〜鳥取の輸送を劇的に変化させたスーパー特急

 1994年、大阪と鳥取などの山陰地区を結ぶショートカット路線として、智頭急行線が開業した。これに伴い、智頭急行(株)が製造した特急用車両がこのHOT7000系である。

 強力なエンジンによる大幅なスピードアップと、自社線内では制御振り子式を作動して運転することにより、主に山間部分での速度向上と乗り心地の確保を実現するなど、非常に高性能を誇り、大坂〜鳥取を2時間30分ほどで結ぶ。運用開始後、利用率は非常に良く、1997(平成9)年にグリーン車も追加製造されている。

 2009(平成21)年までに全車両が「なごみの空間」をテーマに、シートや内装、トイレなどのリニューアル工事を施工されたほか、2012(平成24)年8月3日より、5両1編成が鳥取県出身の漫画家である谷口ジロー氏の作品から、鳥取、倉吉など鳥取県の情景を印象づけるカットを装飾したイラスト列車となり、3年間の予定で運転を開始している。

●バリエーション一覧

柔らかい印象を受ける貫通型先頭車。
(写真:特急スーパーはくと 東海度本線 塚本駅 撮影:裏辺金好)

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