えちごトキめき鉄道ET122形1000番台
「えちごトキめきリゾート雪月花」
(写真:妙高はねうまライン 北新井〜上越妙高/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:2016(平成28)年最高速度:100km/h
運用区間:妙高はねうまライン、日本海ひすいライン
●観光の切り札として投入した新造車両
ET122形1000番台は、えちごトキめき鉄道が妙高はねうまライン、日本海ひすいラインの両路線で運行する観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花(せつげっか)」として投入した2両編成のディーゼルカーで、新潟トランシスで製造。機器類は一般車両であるET122形と共通ながら、国内最大級の大きな窓を採用するなど車体は大きく異なっており、株式会社イチバンセン代表取締役で建築家、デザイナーの川西康之氏がトータルデザインを担当。沿線風景の新しいシンボルになって欲しいという意図を込めて、風景の中で映えるよう真っ赤な銀朱色のボディが採用され、車内の座席やテーブルは天然国産木材を使用。また、バーカウンターのある「さくらラウンジ」を備えている。
前面の展望ハイデッキをはじめとする国内最大級の展望が特徴で、地元の旬の食材にこだわった料理を楽しむことができる。
●1号車(ET122−1001)
1号車は、日本海ひすいラインでは市振方、妙高はねうまラインでは妙高高原方の車両。トイレ・洗面所を備える。
(写真1枚目:妙高はねうまライン 二本木〜新井/撮影:裏辺金好)
(写真2枚目:妙高はねうまライン 妙高高原駅/撮影:裏辺金好)
木目が鮮やかな越後杉と豊かな実りの黄金色をモチーフにした車内。座席は日本海側と妙高山側を向くラウンジ形式。
(撮影:味野源次)
運転席の後ろには、フリースペースとして展望ハイデッキを備える。
(撮影:味野源次)
●2号車(ET122−1002)
2号車は、直江津方の車両。車端部にバーカウンター「さくらラウンジ」を備える。
(写真1枚目:妙高はねうまライン 二本木〜新井/撮影:裏辺金好)
(写真2枚目:妙高はねうまライン 妙高高原駅/撮影:裏辺金好)
レストラン・カー形式の座席配置と前面展望が独占できる展望ハイデッキ(最大定員4名)が特徴。
(撮影:味野源次)
ハイデッキ(コンパートメント)
(撮影:味野源次)
バーカウンター「さくらラウンジ」。安田瓦を敷き詰めている。
(撮影:味野源次)