広島電鉄750形


(写真:十日市町電停/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1940(昭和15)年

●大阪市電の歴史を今に伝える貴重な車両

 かつて大阪市電で活躍した車両で、大阪市電廃止に伴い、広島電鉄に移籍。大阪市電時代と同じ塗装で活躍中。

 751〜759&769が旧大阪市電1601形で、1919(昭和4)年製造。ただし現在は全車が廃車された。

 761〜764号が旧大阪市電1651形で、1940(昭和15)年製。また、760・766〜772号が旧大阪市電1801形で1950(昭和25)年製であるが、外観は扉上部の処理が若干異なる等一部を除いて、ほぼ同一。

 後継車両の登場によって1980年代と2014〜2015年を中心にまとまった数が廃車され、現在は762号のみが定期運用で活躍している。ただし、2016(平成28)年6月には768号が車内で飲食可能なイベント電車「TRAIN ROUGE」((トラン・ルージュ)に改造されて再登場。

 さらに、772号は3000形(3004,3005)とともにミャンマー国鉄へ譲渡。同国初の電車となっている。

●「TRAIN ROUGE」改造車


フランス語で「赤い電車」を意味する「TRAIN ROUGE」((トラン・ルージュ)。車内は大きく刷新され、テーブル席26席、ビールサーバー、冷蔵庫、映像・音響機器が設置されている。
(写真:千田車庫/撮影:リン)

●車内の様子(一般車)


(撮影:リン)

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