伊予鉄道800系


運用末期は610系に合わせた塗装へ変更。
(写真:高浜線 古町駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

伊予鉄道デビュー年:1984(昭和60)年
元運行区間:郡中線、横河原線、高浜線

●京王から伊予鉄道へ、そして銚子電鉄へ・・・

 元京王電鉄の車両で、当時は2010系。
 2010系は、1959(昭和36)年より製造された2000系の改良型で、1984(昭和59)年から1985(昭和60)年にかけて伊予鉄道へ。入線にあたって3両編成とされたが、その後は2両+1両編成となり、中間車は京王5000系タイプの運転台を接合した(よって、顔は2タイプ存在することに)。そして朝ラッシュ時に3両編成で運用された後、先頭車のうち1両が単体で車庫へ回送され、残った2両で日中の運用をこなしていた。

 2009(平成21)年から京王3000系の導入が始まったため、翌年に800系は全編成が引退した。しかし、銚子電鉄へ2両編成×2本(モハ822 - クハ852、モハ823 - クハ853の)が譲渡され、再び関東に戻ることになった。銚子電鉄では、かつて800系が伊予鉄道に入線した際に入れ替わりで銚子電鉄へ譲渡された100形(銚子電鉄デハ800形)と再び入れ替わることになった。なお、銚子電鉄では2000系として活躍している。

●カラーバリエーション


京王5000系タイプの運転台が取り付けられた車両。
(写真:高浜線 三津駅/撮影:裏辺金好)

旧塗装時代の姿。
(写真:郡中線 土居田駅/撮影:幻海さん 禁転載)

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