上毛電気鉄道デハ100型


2008年の全般検査の際、ピカピカに塗られ美しい姿を取り戻した101号。イベント等で大活躍している。
(写真:上毛線 片貝〜上泉/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1928(昭和3)年
運行区間:上毛線

●現役で運転!群馬県近代化遺産に登録された、開業時からの車両

 上毛線開業に合わせて投入された電車で、1997(平成9)年まではデハ101が定期運転に就いていた。現在でもイベント用&バラスト散布のための工事列車牽引機用にデハ101が自走可能な状態で動態保存されている。また、静態保存であるがデハ104も残存しており、製造から80年経った今でも姿を見ることが出来る。なお、製造当初は3扉であったが1956(昭和31)年から順次更新され、2扉へ変更されている。

 この時代に製造された吊り掛け駆動方式の旧型電車の大半が、保存されていたとしても自走することが無いため、このデハ101は非常に貴重な存在である。現在、塗装はデハ101が登場時の茶色(ぶどう色)、デハ104号が1960年代に見られたカナリアイエローに塗られている。

●カラーバリエーション・車内の様子


101号の反対側。こちらは貫通扉がついている。
(写真:上毛線 大胡車両区/撮影:裏辺金好)

近年はイベント列車用に本格的に整備された101号。レトロな車内は輝きを取り戻している。
(撮影:裏辺金好)

廃車されたが現在も残る104号。こちらは1960年代以降に見られたカナリアイエロー(カラシ色)に塗られている。
(写真:上毛線 大胡車両区/撮影:裏辺金好)

104号も反対側は貫通扉が付いている。
(写真:上毛線 大胡車両区/撮影:裏辺金好)

101号の2007年の全般検査前の姿。
(写真:上毛線 大胡車両区/撮影:Mt.赤城様 禁転載)

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