京急電鉄600形(3代)


(写真:京急本線 立会川駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1994(平成6)年
主な運行区間:京急本線、空港線、都営浅草線、京成本線、北総線など

●ツィングルシートを採用したものの・・・

 旧1000形置き換えを目的に登場した車両で、3扉オールクロスシートという快適な車内構成。扉の数と前面のレタリング以外は後に登場した2100形とそっくりである。設計最高速度は130km/h とJRの新型特急並みに高性能。

 なお、登場時は前面帯が黒だったが、現在は全て白帯に統一。また、ラッシュ時には乗務員室のスイッチ操作によって、一部の座席が収納される世界初の可動式座席を採用し、オールクロスシートは通勤には向かないという批判に答える形となった。これは公募で『ツィングルシート』と命名され、まさに京急ご自慢の使用だったが、どうも乗り心地が悪かったらしく、600形の座席数自体が2000形より少なかったことも災いし、後に増備された車両はツィングルシートをやめてしまった。

 また、第6編成は扉間、つまり大半の座席をロングシートに改造し、2005年3月14日からはKEIKYU BLUE SKY TRAINとして青い塗装になっている。

●カラーバリエーション


2009年より更新工事が行われており、前面に「600」のロゴの追加や車端ダンパ取付、側面サボ受撤去などが行われている。
(写真:京成電鉄押上線 青砥駅/撮影:裏辺金好)

KEIKYU BLUE SKY TRAIN編成。写真は上海万博PRを行っていたときの姿。
(写真:京急本線 品川〜北品川/撮影:裏辺金好)

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