近畿日本鉄道26000系


さくら色のグラデーションになったリニューアル後の姿。
(写真:南大阪線 北田辺駅/撮影:ロクマルサン)

●基本データ

デビュー年:1990(平成2)年
主な運転区間:南大阪線、吉野線

●吉野特急の女王「さくらライナー」

 21000系アーバンライナーをベースに狭軌区間である南大阪線、吉野線向けに開発された特急車両で、吉野特急運転開始25周年を機に投入された。4両編成2本が製造され、最高速度を従来よりも10km/h向上させて110km/hとした(設計上は120km/h)。

 こうして南大阪線・吉野線の看板特急として走り続けるも、登場から20年が経つと老朽化が目立ち始めたため、リニューアル工事を実施。2011(平成23)年4月から営業運転を開始しており、カラーリングを萌黄色から桜色のグラデーションに変更し、南大阪線・吉野線で初となるデラックスカーを導入した。

 このデラックスカーでは室内に吉野産のヒノキや漉き和紙を使用しているほか、レギュラーカーについても床・壁を木目調デザインにし、満開の桜をイメージしたゆりかご式シートを採用するなど吉野らしさの演出にこだわったものになっている。

●旧塗装


萌黄色のグラデーションを巻いたリニューアル前の姿。
(撮影:佐都青木)

●車内の写真


レギュラーシート。
(撮影:デューク)

こちらはデラックスシート。
(撮影:デューク)

デラックスシート車の出入口部には、桜の飾りがデコレーション。
(撮影:デューク)

1号車の展望スペースにいた謎のぬいぐるみ?(笑)。あべのハルカスの”ゆるキャラ”「あべのべあ」。地上300メートルの空に生息する、「空もよう」のくま。
(撮影:デューク)

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