高松琴平電鉄3000形


現在は茶色1色となっている300号。
(写真:琴平線 高松築港〜片原町/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1926(大正15)年
運行区間:琴平線・長尾線 ※臨時運転のみ
元・運行区間:志度線

●「ことでん」の歴史を物語る車両

 ことでんの開業時に1000形と同時に自社発注された車両。5両が製造された。1000形とはよく似ているが、前面窓の縁や前面の裾の形状が異なり、やや角ばった印象を受ける。

 運用形態も1000形とほぼ同様で、当初は琴平線で使用され、同線に大型車が導入されると志度線に、そして架線電圧が昇圧された長尾線へと活躍の場を移した。そして、1994(平成6)年の志度線分断時には3両が長尾線に、2両が志度線の所属となった。

 現在は600形など後継車両の増備により廃車が進み、両端の戸袋窓が製造当初の姿である楕円形に復元された300号のみが動態保存されている。

●ギャラリー


300号と315号。
(写真:仏生山工場/撮影:リン)

引退時の335号。
(写真:仏生山工場/撮影:リン)

戸袋窓が復元された300号。
(写真:仏生山工場/撮影:リン)

「道の駅源平の里むれ」(高松市牟礼町原)で保存されている335号。
(撮影:裏辺金好)

335号の車内
(撮影:裏辺金好)

↑ PAGE TOP