南海電鉄1000系


幅広く運用される1000系。
(写真:南海本線 浜寺公園駅 撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1992(平成4)年
運行区間:南海本線、空港線、和歌山港線、高野線、泉北高速鉄道
元、運行区間:多奈川線

●南海の標準車となった汎用車両

  南海本線系統と高野線系統の両方で活躍している汎用車両。従来は南海本線系統と高野線系統では使用される車種がそれぞれ別々であったが1000系は両方の線区で活躍できると共に、全車自由席の特急列車から普通まで様々な種別で幅広く対応できる車両である。内装なども従来の南海の車両よりもグレードが上がり、これからの南海の一般車の標準的な仕様となった。 

 南海本線系統では初のVVVFインバータ制御車であり、車体はステンレス製ながらも塗装されている。なお、6次車にあたる50番台はステンレス無塗装の車体となり、VVVFインバータの素子もGTOからIGBTに変更され、車内の内装も1次車から5次車までとは若干異なっている。

●バリエーション


minapitaラッピング車両。
(写真:南海本線 羽衣駅 撮影:裏辺金好)

住之江競艇ラッピング車両。
(写真:南海本線 堺駅 撮影:裏辺金好)

新機軸を色々と搭載し試作的要素が強い50番台。
(写真:南海本線・高野線 今宮戎駅 撮影:リン)

「なんばパークス」ラッピング車。
(写真:南海本線 新今宮駅 撮影:ムーチョ)






2021(令和3)年に登場した「すみっこぐらし」ラッピング列車。1002Fに施されており、 1号車は高野山、2号車は古墳、3・4号車は和歌山、5号車は住吉大社、6号車は南海の海をイメージしたイラストをベースにしている。
(写真:高野線 中百舌鳥駅=1枚目、岸里玉出駅=2〜6枚目/撮影:鐵)

●車内の様子


1〜5次車は灰色に近いモケット。(撮影:リン)

●細部


種別・行先表示器
(撮影:鐵)

車両間の転落防止設備
(撮影:鐵)

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