南海電鉄21000系
       Nankai Electric Railway Series 21000
現在でも南海電鉄時代の懐かしい塗装を堪能できる。
(写真:大井川鐵道 千頭駅/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1958(昭和33)年
運行区間:大井川鐵道、一畑電鉄
元、運行区間:南海本線、高野線

●高野線の「ズームカー」の始祖  南海高野線の平坦区間での高速走行の性能と、橋本以遠の山岳区間での登坂性能を備えた初代「ズームカー」。「ズームカー」の由来はカメラのズームレンズからきており、焦点距離を広範囲に変えられるズームレンズのように、平坦区間から山岳区間まで広範囲に速度を制御でき運行できることからである。

 後に21000系の増備車である22000系が、21000系の湘南顔に比べ角ばった印象になったことから「角ズーム」と呼ばれたのに対し、21000系は「丸ズーム」と呼ばれていた。現在では南海からは全車引退しており、大井川鐵道や一畑電鉄で第二の人生を送っている。

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南海電鉄

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